今度は上空から・・・「影の動き」を分析し人物を特定
「影の動き方」を分析し、上空から人物特定するソフト:WIRED VISIONより
上空から撮影した影の動きを分析して歩き方の特徴から人物を識別する、新しいソフトウェアが登場した。
この手法は米航空宇宙局(NASA)ジェット推進研究所(JPL)のエンジニアであるAdrian Stoica氏が開発したもので、『New Scientist』誌に紹介されている。
このソフトを使えば、上空からの偵察とスパイ衛星に長年付きまとっていた問題の1つを解決できる。それは、頭頂部と肩しか見えない時にどうやって人物を認識するかという問題だ。
映画『ユージュアル・サスペクツ』では、男優のケビン・スペイシー演じる登場人物の歩き方が、映画の謎を解く鍵の役割を果たしたが、実際のところ、歩き方の特徴を隠すのは難しい。だからこそ、この手法は非常に強力なのだ。実際、人の歩き方をバイオメトリクス認証に使う研究は、各所で行なわれている。
軍事技術の民間転用は多くあります。コンピューターもインターネットもご存じの通りです。
この民間転用って、それらが「それ」以上の能力を持ったから、開放しただけ。。。と思います。「それ」の能力はわかりません。少なくとも、「それ」は相当なモノであるとしか推測できない。
上空から撮影した影と動きがポイントになるようです。こういうモノを見ると、どうすれば回避できるのか?とバカなことをすぐに考える悪い癖が。。。(笑)←それほど回避する場面も多くないはずだし、そもそも私がターゲットになることは経費のムダでしょう(自爆)
影は背格好だけなので、横からは普通に見える、しかし影だけを見ると変な物体に見えるような装飾を施すのが良いでしょう。別にガチャピンの着ぐるみは着なくても大丈夫なはずです(笑)
例えば、実物と影でちがうもの、こんな感じです。今回はこの逆です。実物は普通で影が変な物体になるモノですね。頭から肩あたりのシルエットを変えればいいのでは?単に帽子をかぶるとかではなく、背中に何か背負うと良いかもしれません。
また、動きもポイントになるようなので、ステップを踏みながら歩くとか、不規則なタイミングで止まる・・・足と手の動きを一緒にすると「軍隊行進」みたいになり、街中ではアヤシイです。やめたほうがいいです(笑)
---しかし、こんな職務質問を受けそうな動き、いわゆる挙動不審になっちゃいますので、ボツネタになりました(自爆)
色々話題のGoogleですが、
最も優れた商業用の低軌道衛星(『Google Maps』の精度向上のために9月7日に打ち上げられる予定の『GeoEye』)は、解像度が41センチだ。
一般に知られている中で最も優れた軍用スパイ衛星は、10センチ以上の物体を識別できる(ただし、さらに性能が高い衛星が秘密裏に存在する可能性もある)。
また、GeoEyeが撮影できるのは、Stoica氏が使用していたようなビデオ映像ではなく、静止画像のみだ。動画を撮るには、さらに軌道が高い静止軌道衛星を使わなくてはいけない可能性があるが、高度が高すぎると、影の分析に必要な解像度は得られないだろうという専門家もいる。
New Scientist誌の「影の分析で、歩き方からテロリストの特定が可能に」を参照した。
さらなる高解像度の衛星を使うようです。米民間企業、スパイ衛星並みの解像度を持つ偵察衛星を近く打ち上げにあるように、従来の4倍の解像度を持つようです。
この解像度41センチって単位がよくわかりません。41センチがドットの点1つ?なのでしょうか。
いずれにしても、よく見える、ようになる。ってことですねぇ。
横からも撮らたり、上からも撮られたり・・・イヤな世の中になってきました。実は一番見たいのは下からなんですが(笑)