2022年10月16日付日経記事 高橋順子「漱石の硯」
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詩人・高橋順子さんはじつはわが夏目家の、すなわち漱石長男家の家事を長年手伝ってくれた石津信子さん、我々の呼び方では「のぶちゃん」の姪ごさんである。私の記憶が正しければ、のぶちゃんは私が幼稚園の頃から父母の亡くなるまで、つまり私や姉が出てからもずっと両親の面倒をみてくれた。もっというと、母方の祖父・平凡寺の世話もしてくれたのである。いいかたを変えると我が夏目家の記憶装置だったが、今年の4月に95歳で亡くなった。そのことを書かれた記事である。何よりも、のぶちゃんは順子さんの記事を凄く喜んでいると思う。
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