オルタナティブ・ブログ > 夏目房之介の「で?」 >

夏目房之介の「で?」

ライアン・ホームバーグ氏訳 井上一雄『バット君』

»
ライアン・ホームバーグ氏から彼の翻訳した井上一雄『バット君(BAT KID)』と小冊子「THE DEMON BALL』(多分「魔球」の訳)、「about comics & manga」とサブタイトルのついた「BUBBLES」#12「野球特集」が届いた。『BAT KID』にはライアンの論文「Bat Kid:Inoue Kazuo and the Origins of Baseball Manga」が入っている。ありがとう、ライアン。『バット君』は敗戦後、1947~49年「漫画少年」に連載され、その後の少年漫画の売れ筋ジャンルとしての野球マンガの嚆矢となった。49年、井上の急逝によって福井英一にバトンタッチされた。のちに貝塚ひろしによって「魔球」が登場する。
Comment(0)