TV「関ジャム 完全燃SHOW」
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「関ジャム 完全燃SHOW」をたまに観る。音楽の解析手つきが面白い。5月16日放映の富田ラボの回「everything」「エイリアンズ」の比較解析は本当に興味深かった。「everything」の場合、複雑なコードでバックを構成し、長い曲を飽きさせないだけでなく、不協和音にも聴こえる要素で常に不安定な状態を作り、最初の4小節の最後には次のコード展開に掛かる要素を加えて、ストーリーをドラマティックに演出。一方日本語の抑揚のままメロディラインを作る「エイリアンズ」では逆に素朴でシンプルに作る。これらを具体的に比較し、「ストーリー」という言葉で富田本人が見事に解析した。このときのストーリーには二種あり、一つは歌い手の作る歌詞含めたメロディのストーリー。もう一つは富田の編曲によるバックの音構成によるものだ。この観点と重層構造としてのストーリーの考え方は、マンガ表現の解析にも応用できるかもしれない。どんな言葉を選ぶかは難しいが、マンガ表現の話の展開と人物の受容、コマの構成、絵の種類など、複雑な相互関係について、その効果をどう説明するかという課題である。
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