細馬宏通『うたのしくみ』とキャブ・キャロウェイ
http://www.youtube.com/watch?v=8mq4UT4VnbE
キャブ・キャロウェイ「ミニー・ザ・ムーチャー」1958
http://www.youtube.com/watch?v=HaZOXF83zBg
ベティ・ブープ版「ミニー・ザ・ムーチャー」1932
細馬宏通『うたのしくみ』(ぴあ)を送っていただき、やっと読み始めたところですが、予想通り興味深い内容で、知ってる歌だと、身体を介した分析にむちゃくちゃ共感します。全然、ふつうの音楽の本でない。んで、そこにキャブ・キャロウェイが出てくるわけですが、やっぱり音と映像を観たくなるわけですね。いやああ、格好いい。しかもあやしい~~。コットン・クラブのスターですからね、そりゃあやしくやらしいのも当然かもしれないけど、ベティ・ブープとの共演では、また違う味が。これやってると、なかなか読み切れないなあ。
でも、やはりできれば知らない音楽は検索したほうがいいんでしょうねえ。ちょっと、いちいちやっていられないけど。僕はスマホじゃないし、移動中に読むし。
この本、音楽的知識はないけども、カラオケ大好きなので、体感的にわかるところが多い。しかも、その勘所が僕のモノゴトの認識理解の仕方ととても相性がいい。荒井由美「卒業写真」の「せい~しゅうんのお」の音の分析なんて、ハタと膝を打ってしまった。「カサブランカ」の「As Time Gose By」についての話や、チャック・ベリーの足のリズムについての指摘も痺れます。やあ、まだ半分しか読んでないけど、とりあえずキャブの踊りだけでも紹介したいので、UPします。
追伸
細馬さんからメールをいただきました。本書の副読本のページを作られたとのことで、ご紹介します。グレン・ミラー楽団の「チャタヌガチューチュー」の場面など、タップ最高! カルメン・ミランダの映画もなるほどすごい!