背中の痛み
先週水曜日の夜、にわかに腰に近い背中が痛くなり、一瞬ギックリかと思ってしまった。しかし、腰の蝶番の箇所は痛まず、そのすぐ上から背中が痛いのである。したがって、ギックリ腰のひどいのと違って動けるし、歩ける。が、上半身がねじれたりした動きでけっこう痛む。当初は冷えが直接の原因のようだったが、じつは違和感は半年以上前からあった。帰って風呂に入ってゆっくり温め、やりにくいが自分で背中にお灸(千年灸)をしたらだいぶよくなった。 翌日の八卦掌練習は休むつもりでいたが、まあ何とかなりそうなので出た。けっこう走圏の間は気持ちよく、掌法とかは慎重にやらないと危ない感じであった。で、木曜休診だったエドの鍼灸院に金曜夕方にたどり着く。 エドによると、背中の奥の筋肉に老廃物がたまり、なかなか排出されない状態だとか。いつもはやらない熱めのお灸を背中にたくさんやって、だいぶ楽になった。それが金曜。しかし、仕事は待ってくれず、パソコンに向かって仕事をすると、やっぱり相当痛くなる。月曜にはまた痛い状態に戻り、夕方再びエドのところへ。今度は、背中、お腹に加え、鼠蹊部のあたりにも鍼灸をしてもらい、かなり楽になって帰ってきた。エドによると、背中をそるブリッジ系のストレッチをしばらくやってみるといいのでは、とのこと。試してみよう。
じつは半年以上前から、あることに気づいていた。まず、カラオケでいつもやっていたように足を蹴りあげたら、水平にあがる程度しか上がらず、ちょっと驚いた。前傾してみたら、手が地面につかない。10センチ以上ある。こりゃ、ずいぶん体固くなったなあと思い、しばらくストレッチをしてみたが、なかなか戻らない。靴のひもを結ぶときも、けっこうきついものがある。 やがて腰のあたりに違和感があり、走ると鼠蹊部の奥の筋肉が痛むという症状があった。根本的には長期にわたりストレスによる蓄積疲労だろうと思われた。そういう状態が続いていたので、今回の痛みは、ついに来たかという感じだった。
おまけに、ここしばらくは李先生の講習会は獅子形絶賛特訓中で、これがかなり腰に負担がかかりやすいのである。背中が痛くなってから気づいてから獅子形の掌法をやってみると、ほんの少し気を抜くと痛みがある。つまり、ほんとにきちんと中正を守って上半身がブレないようにやらないと痛むのである。ゆっくり注意深くやれば痛まない。逆に、普段はけっこうブレて動いていたのだ、ということがわかる。まあ、練習をきちんとやるようになるという意味ではいいのだが、当分気をつけないといけないだろう。
正直、これをクリアしていかないと、現在の仕事のストレスに耐えていくのも難しいので、何とかしないとなあ。