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夏目房之介の「で?」

初めて試験を出す

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昨日は、ゼミ二つ。学部生も履修できるゼミは、100人近くきてしまったので、来週試験をして絞らねばならない。なかば予想してはいたけど、10人くらいにはしないと本来の対象である院生たちに迷惑もかかるので、いたしかたない。

ゼミでこの来客となると・・・・と覚悟しつつ、昨夜別件でインドネシアでマンガ教室をやっておられる方を囲む会に出て、そのあとエッグでキミさんの誕生会に出て、さらにゴミ溜めと化している仕事部屋で深夜、学部講義用の簡単な試験を作っていた。

で、17日。教室にいくと、ほぼ満杯で150人はいる。通年でやる講義なので、きちんと採点してあげたい。とするとビギナーの僕としてはおそらくキャパは百人以下。そこまで足きりする試験をしなければならない。講義だけするなら、別に二百人だっていいんだけど、試験なりリポートなり見るとなるとね。るる説明して、申し訳ないけど試験をします、というと、それまで大人しかった学生たちがいっせいにどよめいた。きてくれたのは嬉しいけどね、まぁ、しかたないよな。

急遽作った試験問題なので、用紙だけ配って、問題をOHCで正面に写したら、後ろのほうは見えないという。しょうがないので、筆ペン(しかなかった!)で紙に大きく書いて、写す。ドタバタである。ようやく30分ほど試験をして、少し入り口的な講義をして、やあっと初のゼミと講義を終える。

が、遅れてきた学生だの、色々対処しないといけない件が次々発生。なるほど、こういうことなのね・・・・と思いつつ、とりあえず研究室で作家・作品を対応させる9問の正誤をつける。
残る一問、短い文章を読んで思ったところを書かせる分は、大崎に帰ってチェック。ほぼ60点をさかいにして、許容範囲に落ち着いた。ふう。
さらに、通過者百人弱の試験用紙を学籍番号順に並べなおし、名前、学年、学籍番号をPCに打ち込み、とりあえずコースの事務室に送り、ようやく今日は終了。
なるべく早く結果を出してあげないと、学生諸君は単位を取る予定を算段しなおさないといけないだろうから、しかたがない。やれやれ、肩と腰がバリバリです。

というわけで、明日には少なくとも身体表象文化学コースの事務室に行けば、学生諸君の合否はわかります。僕は締め切り仕事があるので、通過者名簿を貼り出しに大学にいくのは、土曜になっちゃうかもしれない。
ここ数日、あまりちゃんと寝られず、朝早く起きてしまうのだが、明日はゆっくり寝たいなー。

それにしても、まさかこの俺が学生に試験出して採点するハメになるとはなぁ。

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