キーワードは三人称。メンタルトレーニングやNLPのベースはコレか?
慶應SDM主催だというので以前安心して参加したNLPセミナーについての私なりの分析をブログに書こうと思いつつ時間が経ってしまっていた。 そんな時に、また同じ慶應医学部の主催のメンタルトレーニング(の実験?)のご案内をいただき参加してみたところ、両方に共通していることのキーワードは「三人称」だったように思う。
NLPセミナーは、以下のような体験をさせるというようなものだった。
まず、上記の一人称と三人称の場所の床に丸い立ち位置の印をつける。 最初に三人称の位置に立ち、壁に向かっている一人称の自分を客観的に思い浮かべる。 直面している困難や悩みを思い浮かべ、どんどん深く考えていく。 そして、その後に、一人称の位置に立つ。 今まで客観的に見ていた「重苦しい」自分の中に入るイメージである。 そして、この「重苦しい」自分を再現した後にNLPの手法で「軽く」するというものだった。
一方で先日参加したメンタルトレーニングの新しい手法の実験では、カウンセリング形式で以下のような絵を描かされるものだった。
悩みの多くは「相手」がいることが多いことに着目しているのだと推測できるような手法で、まず自分がどのような状況で何に困っているのか、悩んでいるのかを書き出す。 その後、「相手」の立場でその事柄についてどう感じるか、どう思うかを書き出す。 そして最後に上記の絵の「三人称」、つまり「自分」と「相手」を少し離れたところから観察している「第三者」の視点からみてどう見えるかを書き出す。 そして、三人称の立場から一人称の「自分」へアドバイスをするというものだった。
ネガティブな状況を再現するために三人称の視点を使うか、ポジティブな状況へのアドバイスとするために三人称の視点に立つかの違いはあるが、両方に共通しているものは「三人称」だったように思う。 そう言えば、「おてんとうさまは見てる」 も同じだろう。 様々な状況において相手の立場に立つことももちろんだが、第三者的な視点に立つことも忘れないようにしたいものだ。