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”情報通信テクノロジは人々を幸せにする”を信条に、IT業界やアジア・中国を見つめていきます。

配属される新入社員へのアドバイス

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(昨夜の話したことの備忘録)

1)これからの10年間は、IT業界が大きく変わる変革の時代。 変革の爆心はクラウド。 変革の時代はビッグチャンスの時代でもある。

2)新卒が最初の2年でやるべきことは、アサインされた仕事で一人前になること。 その時々の自分の仕事を極めてプロになれないようでは、将来の夢も叶わないだろう。下積み期間はしっかりやること。

3)将来の夢は大きく。そして、短期的な目標も持つべし。 身近な目標とすべき先輩を持つこともいいだろう。 あの人のようになりたい、あの人を追い越したいという先輩を密かに決める。

4)これから外国人エンジニアがどんどん入ってくるだろう。彼らは、『テクニカルな技術力』(重複表現容赦)の観点では ”超優秀” である。 何故ならば、人口の絶対数が多いから。優秀なエンジニアの比率が同じだとすると、人口の多い中国やインドは優秀なエンジニアの絶対数が多いのは当然である。 彼らと異なる ”優秀さ” を身につける必要がある。 

5)グローバル化、国際競争の時代には、英語によるコミュニケーションができることは必須。上手でなくてもいい。 できれば、更に中国語かスペイン語ができると世界中の無数の人々と対話できたり、無数の情報に直接触れられる。

6)コミュニケーションおよび交渉術のグローバルスタンダードは『大阪のおばちゃん』。すぐに打ち解け良好な関係を築くコミュニケーション能力。信頼関係、友好関係でのやりとりの中でも、自分側の利益の最大化をはかることは忘れない。(短期的、または中長期的観点)

7)ビジネスの世界では、女も男も愛嬌があったほうがいい。 先輩やお客さんから可愛がられる存在になるべし。 可愛がられれば、更なる信頼を得ることができることが多い。信頼を得られれば、仕事は円滑に進められる。

8)社会に貢献することを追求することは大切。ただし、社会に貢献するためには、企業でも個人でも、生きていくため、生き残るための必要十分なお金:『儲け』があることが大前提。 これは営利組織だけでなく NPO法人などでも一緒。

9)ビジネス世界は利害が交錯しいろいろと難しい。オトナな対応を身につけることも重要。

10)いろいろなことがあると思うが、前向きに楽しく仕事をすることを心がけるべし。どうせやるなら楽しくやろう。
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