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グーグルのサーバーのバッテリーは停電時に何分持つのか?

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グーグルが公開した自社設計のサーバーには、その“剥き出し”のマザーボードやHDDの外観とともに、それぞれが12Vバッテリーを搭載していることが話題となっている。

確かに低コストだろうし、エネルギー効率もよさそうであるが、このバッテリーが肝心の停電時にどのくらいの時間サーバーに電力を供給できるのか推測してみた。

公表されたGoogleのサーバー

バッテリを横から見た写真

HDDの大きさとの比較で推測すると、この12Vのバッテリーは1.2Ahの容量と思われる。
日本製の互換製品の場合、このタイプであろう。

バッテリ:12V 1.2Ah

1.2Ahというのは、”1.2Aで1時間”という意味で、このバッテリーは、12Vで1.2Aの電流なら1時間、2.4Aであれば30分間の電力を供給できる容量を持っていることになる。

一方でサーバーの消費電力を推測すると、

Xeon 約50W x2台=100W
HDD 約10W x2台= 20W
マザーボード他で30W
合計すると約150W程度

となった。

150Wの電力は、12Vでは12.5Aの電流となり(小学校で習った公式!)、搭載されている1.2Ahのバッテリで12.5Aの電流を流した場合、345秒間=5分半程度がバッテリーでサーバーが稼動可能であると計算できる。

たった5分半で大丈夫なのか?

日本国内のデータセンターの場合、通常UPSは全サーバー消費電力に対して10分間程度の容量を準備しているので、グーグルのサーバーの5分半分のバッテリーというのはいささか心もとない気がする。

しかし、停電を検知し自動起動する非常用発電機は、安定した電力を供給できるまでの起動時間が通常40秒程度なので、5分半分のバッテリーを積んでいれば発電機起動までの“つなぎ”としては十分ということになる。

安全で低コスト、高効率で環境にもやさしい、ということであれば、このバッテリー内蔵サーバー、グリーンIT推進のためにも是非製品化して一般顧客にも販売して欲しいものだ。

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