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2012年6月版 Top500 発表!! 「最速だけでない」IBMのスマートなスパコン

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皆さん、こんにちは。 日本IBMの柴田です。

最近、いろいろあってBlogへの投稿をしていませんでした。。また書いていきたいと思います。

久しぶりの投稿は、「スパコン」ネタです!!

2012年6月版の世界のスパコンランキング「Top500」が発表されました!! IBMの柴田視点で勝手にサマってみました。

1. 日本の K Computer は2位へランクダウン!! (日本Topは変わらず。)
2. IBMの「セコイア」が16ペタフロップス以上の記録で1位を奪取!!
3. x86ベースのクラスタシステムは4位の LRZ の 「IBM iDataPlex」!!
4. 日本の東工大のTSUBAME2.0はTop10に入ることができず。
5. Top20 のうち IBM製のシステムは 8 システム!! (Top20は、IBM 対 CRAY 対 FUJITSU といったところか。)
6. Windows HPC は Top500システムのうち、わずか2システムへ
7. 昨年までの流行であった「GPU搭載マシン」が軒並みランクダウン。

こんな感じでしょうか。

以前にも書いたのですが、 IBMのスパコンはあくまで性能のみの追求だけで無く「効率の良いスマートなスパコン」をめざしているのが、結果を見てもわかります。 「性能は向上しても、消費電力はしっかりを抑える」であったり「温水冷却などユニークなグリーン施策」などが見て取れます!!

それは、IBMが発信している下記の画像がわかりやすく説明しています!!


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(最近のIBMの資料は見やすくなったな。。と自分でも思います!!)

例えば、1位と2位の演算性能と消費電力について少し比べてみましょう。

1位 DOE/NNSA/LLNL (Sequoia - IBM BlueGene/Q, Power BQC 16C 1.60 GHz, Custom)
演算性能: 16324.8 TFlops
CPUコア数: 1572864
消費電力:7890.00 kW

2位 RIKEN Advanced Institute for Computational Science (AICS) (K computer, FUJITSU SPARC64 VIIIfx 2.0GHz, Tofu interconnect)
演算性能: 10510.0 TFlops
CPUコア数: 705024
消費電力:12659.89 kW

この差です。 演算性能は 「京」の約1.6倍、コア数は倍以上。。

しかし 消費電力は BlueGene/Q が圧倒的に低いのです。 これがIBMの目指すところの一端と言って良いでしょう。

性能を追求するだけでなく、実効効率もさらなる追求で「誰もが異次元のハイパワースパコン」を特別な施設を準備することなく利用出来る日が確実に近づいているのだと実感しました。

また、IBMでx86サーバー製品の担当をしている者としては、「我らが IBM System x iDataPlex」が4位に入ったことも本当にうれしいです!!

日本人としては「2位」になった 京コンピュータにも頑張ってもらいと思っています。 本格稼働がこれからと聞いていますので是非、日本の復興と競争力のある技術大国の復活を担う 要素として期待しまくりです。

次回の2012年11月版のTop500は、何が起こるのでしょうか。。今から楽しみでなりません^^

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