今頃ばんちょーと遊ぶ~長野が大きく揺れたあの夏の思ひ出
またまた来ました。この招集。
定例会も出張で中々顔を出せないので、この招集に従うことで忠誠心をアピールする必要があります(ばんちょー、今回はギリギリでゴメンナサイ!)
さて、あの夏の思い出というお題ですが、この商売をやっていると、特に決まった夏休みがあるわけでもないので、外に出ず美白を保ちながらプロジェクトを淡々とやることが多いです。それゆえか、あまり強く印象に残るものがありません。。。ということで学生時代の話を取り上げたいと思います。
バンドサークルの夏合宿ってどんな合宿?
大学の時は「軽音楽部」という、いわゆるバンドサークルに入って「バンド少年」生活を満喫していました。このようなあまり協調性が見られない「なんちゃってミュージシャン集団」でもちゃんと夏合宿というものがあります。このような集団の合宿というと想像がしがたいものですが、
- 昼はドライブ、夜中は酒盛りかスタジオにこもって練習、そして朝は寝る、という全く不健康極まりないスタイルで、3泊4日ぐらいを過ごす。
- 完全な集団行動はなく、バンド単位に勝手に行動(大体1人3バンドぐらいをかけ持ち)
- 最終日は発表会を行い、各バンドの練習成果(?)を披露
といった感じです。
合宿地は意外な所
私たちのころは春は河口湖、夏は長野方向、というざっくりしたすみわけがありました、河口湖にはいわゆるスタジオ的なホテルがあるのですが、長野方向にはそんなものはなく、雪は全くないスキー場にあるホテルでした。大体このようなホテルはオフシーズンは我々のようなサークルか体育会系サークルの合宿を渋々受け入れて、キャッシュを得る、ということをしていました。よって、オーナーは必ずしも音楽に造詣が深いわけではない普通のおじちゃんおばちゃん、というよろしくないことが普通に起こります。このようなホテルでは、一部の客室やイベント部屋がスタジオとして開放されることになります。もともとそのような想定で作られているホテルもあれば、とりあえず、機材を突っ込んでおきました的な所もあり、これはホテルで様々です。
真夜中の山奥が揺れた!
大学3年の時に使ったホテルは、スタジオは2部屋以外22時まで、残りの2部屋はばっちり防音しているので、24時間OKと説明されていたため、初日から手加減無しに真夜中にガンガン練習していました。ハウスやテクノなど打ち込みバンドをメインにやっていたため、ヘッドホンなしに重低音バリバリ鳴らせるのはとても開放的で最高!という形で楽しんでいたのですが、そこにオーナーのおばちゃんが。。。
「あのー、寝られないので音下げてもらえませんか?」
まぁ、さすがに限度はあるよね、ということでちょっと音を下げて10分後。するとまた、あのおばちゃんが。。。
「もっともっと音下げてもらえませんか?」
24時間音だしOKと言われた部屋だったので、どういうことだろう、と思い、音を鳴らしたまま外に出てみると(打ち込みバンドだとこういう変なことができる!)、真夜中の山奥のスキー場に重低音がドスンドスン響いており、全く防音が効いていなかったのです(PAの性能にハコが完全に負けていた)。
まぁおばちゃんには普通のロックバンドは何となくわかるかもしれないけど、テクノやハウスまでは想像できないよなぁ、という同情のもと、翌日から22時以降の練習は自主規制になったのは言うまでもありません。
その次の年以降は合宿場所選びに「防音」という基準が加わり、このようなことは二度となくなりましたが、またできることなら、野外で敢えて鳴らしてみたいものです(でもやっぱり我慢するしかないか)。