売「れない」って一体。。。
ご挨拶も終わり、やっと本当の意味でのスタートです(コメントいただいた皆さん、ありがとうございます)!
今回は「売れない時代の終焉」について、ちょっと説明しておきたい思います。
CRMコンサルタントとして、今まで様々なシーンで「売れない」という言葉に触れてきました。しかし、この売「れない」という表現には顧客側に身をゆだねる、つまり「他力本願的な匂い」が強く、安易に使われることに対して違和感を覚えることがこのお題を取り上げたきっかけです。
以前の高度経済成長期であれば、「作れば売れる=とにかく供給すべし」という"Product out"アプローチでOKでした。マーケティングの概念も元をたどれば「作ったものを如何に楽して売るか」というのが起点です。しかしながら、今となってはいつでもどこでも「顧客をとにかく知るべし」、「ニーズを聞いて商品開発せよ」、など"Market in"へ転換し、能動的に行動することの必要性が叫ばれていますし、また、「そんな概念初めて知りましたっ」なんていう人もいないはずです。にも関わらず、なぜか未だにマーケティング・セールスのトピックが語られる時には「れない」調=他力本願スタイルから脱しきれていません。
さっと書き直すと本当はこうなるはずです。
- そもそも正しい相手に「売っていない」
- 求められる商品・サービスを「売っていない」
- 購入に繋がる手段・方法で「売っていない」
要はC+4Pのどこかがずれてしまっているということになるわけですが、それらは殆ど「内部環境」に起因するものです。今の顧客は洗練されています。「やる気が感じられないから、他の店にしよう」、「なんか高いし、他と比べて何が良いのかまともに答えられないので信用できない」、「買いたいものが見つからない」など様々な理由を付けられて、本当は買ってくれるであろう顧客にさえバッサリ斬り捨てられてしまう時代です(皆さんも消費者の一人となったときは、ごく当たり前の行動ですよね)。
このようなこともあり、このブログでは如何にこの他力本願スタイルから脱却し、Best Ambienceにたどり着くかを、タイムリーなトピックを織り交ぜながら「売れない時代の終焉」というお題でちょこちょこと中身を書いていきたいと思います。
本当の意味のスタートと言っておきながら「結局まだかよ!」というツッコミもなんとなく感じますが次回をお楽しみに。