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「使いやすく」「ハマる」技術とは! それは・・・

iPad on Businessを読み終えて。

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オルタナブロガーの大木さんが書かれた「iPad on Business 」を読み終えたので感想を書いてみることにしよう。

私は日本発売日の5月28日からiPadを使い始めたが、著者の大木さんは4月8日から使い始めたようである。そこで、私より2カ月近くも早く使い続けているため、いろいろ役に立つ情報があると思う。

まず、巻頭インタビューがすごい!
吉越浩一郎氏、夏野剛氏、伊藤洋一氏、池田美樹氏、藤村厚夫氏、そうそうたるメンバーであり読み応えあり。
特に吉越氏の「実に簡単に使える!アップルの製品には説明書なんか付いてないし、そもそも要らないよね!」この発言には強く共感できる。そして製品はそうでなくてはならないと思う。
『スマートIT』術
の考え方と同じである。難しいことを簡単に操作できてこそ、「使える」ものになるのである。
また、夏野氏は「iPadにはネット社会の未来がある」という。これだけiPadをまねて他社が競い合っている状況を見てもそうだと納得がいく。

そして、本書で言っているiPadに対する考え方であるが、非常に興味深いことを言っている。
『iPadを手にした情報システム部門の人の中には、「これは◯◯ができない」というようにできないことを探し出す向きがある。』
私も以前このような話を聞いたことがあるが、まさに本書で書かれているように「外出するビジネスパーソンに、何をさせたいか」ということだと思う。

またiPadを活用する理由としては、持ち物が軽くなる事が最大の効果であろう。さらに言えば10時間という稼動時間もiPadを持ち運ぶ理由になる。筆者も軽くなった分、訪問数が増えたそうである。

さらに、「隙間時間活用ツール」「一日を二分してやり残しを極限まで減らす」といったようにビジネス活用に関する興味ある話が参考になる。

ビジネスの活用として私はiPadは職種で言えば営業系、経営者。分野で言えば教育用端末として、そして医療にも適ししていると感じている。そのことも事例を踏まえて解説されている。

日本におけるiPad先駆者である大木さんの活用体験が詰まった一冊である。iPadをビジネスに活用したいと考えている方は大いに参考になるだろう。「iPad on Business

◆iPad関連エントリー
・2010/05/28iPad日本上陸当日に思うこと

・2010/05/31待ちに待ったiPadが届いた!(経過とファーストインプレッション)

・2010/06/07iPad活用研究会の『感動』体験談

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・2010/07/02持ち歩くには、革新的で魔法のようなデバイス、iPadを!

・2010/07/08iPad用に『Apple Wireless Keyboard』を購入。入力ストレスは解消されるのか?

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