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オンラインの「伝える技術」

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ある企業の常務がプレゼンをしたときのことです。質疑応答でプレゼン内容と重複する質問が出ました。すると、常務はこう言ったのです。

「私のプレゼン、聞いてなかったんですね」

一生懸命説明した内容を再度質問されれば、そう言いたくなるお気持ちも分かります。

ただ、「結構説明したのになぁ...」と思うことは、日常よくあることです。

ジャパネットたかたの創業者、髙田明さんが7月31日のワールドビジネスサテライトに出演されて「伝え方」の話しをされていました。

髙田さんは、テレビショッピングで最初の頃はお客様の反応がなかったのだそうです。
そこで「伝えたつもりになって伝えてなかったんだ」ということに気がついたと言います。
髙田さんによれば、伝えるためのポイントは3点あります。

(1)伝えたい商品のことを徹底的に知る

何を伝えるのかということを理解してなくて相手に伝わるわけがありませんよね。

(2)伝える時には伝え手の本気度と情熱が大事

私も、以前より「プレゼンは熱伝導」と言っています。話す人にパッションがあればこそ、伝えたいことが熱伝導して聴き手と一体感を持つことが出来るのです。

(3)伝えるのは非言語の力

話すのは、口だけではなく、指も、手も、身体も、目も話します。顔全体が話す「非言語」の力も大事だと髙田さんは言います。今、オンラインコミュニケーションが当たり前になりつつあります。伝えるために顔全体で話す非言語の力を有効利用することが大切です。

あともう一つ私が付け加えるとしたら、伝えるために大事なのは「繰り返す」ことだと思います。
何度お願いしても、扉を開けっ放しだったり、電気を付けっぱなしだったりする人っていませんか?人は一度言うだけではなかなか伝わりません。繰り返し根気よく説明することです。プレゼンも同じです。大事な言葉や「これだけは覚えて帰ってもらいたい」と思ったことは、何度でも繰り返すことです。

「これだけは伝えたい」ということを絞って、次回のプレゼンでお試しください。必ず伝わります。

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