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滑舌は横隔膜を鍛えることで良くなる

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「滑舌がよくない」と気になる方は多く、滑舌を鍛えるために、早口言葉の練習をする方も多いようです。

ところが、せっかく早口言葉の訓練をしたとしても、横隔膜が使えていないと滑舌が良く聞こえるようになりません。

滑舌は主に、子音のさばき方が良いかどうかにかかっています。
子音のさばきは主に横隔膜によって行います。

特に難しいのはハ行。
ハ行はとてもやりにくいものです。

[h]は、他の子音のようにひっかかりがないぶん、横隔膜を特に強く使わなければ発音できないからです。
ただ口先だけで発音していても、流されて聞こえなくなってしまいます。

日本語で「花が散る」と言うのを、[h]が上手く入らないと「穴が散る」と聞こえ、意味が分からなくなります。

日本語だけではありません。
例えばドイツ語の「Herz」(心)。
これも、[h]が横隔膜によってしっかり息を流して発音しなければ正しく聞こえてきません。
(例外もありフランスは[h]を言いません)

ハ行は、横隔膜で息を支えながら時間を操作して発音します。
よっぽど身体(横隔膜)を鍛えていなければ、聞こえないものなのです。

他には、母音を抜いて、息を通しながら発音する[p][t][k][f][s]などの破裂音・摩擦音。「無声音」ともいわれます。
これらのものも、口の中にしっかりと息を通して発音します。

滑舌は、横隔膜を鍛えることによって良くなります。
後は、
①シンプルに口を開ける
②舌を奥に入れないこと
に気をつけてください。

横隔膜を鍛える簡単なトレーニング方法を一つご紹介しましょう。


★★★ 横隔膜ブレス ★★★

(1)横隔膜があるあたり、あばら骨すぐ下(おへそと一番下のあばら骨の間)のお腹に手の平を当てる

ポイント:横隔膜意識のために手を当てます。横隔膜はインナーマッスルで動きます。筋力トレーニングのときに筋肉をつけたい部分を意識すると筋肉の付きが早いですね。それと同じ理論です。

(2)顎を下げて口を開け、思い切り息を吸う

ポイント:このとき肩が上がらないように。お腹が張る感じを手で確認すること。

(3)口を閉じ、頬と鼻の下をぱんぱんに膨らましながら、唇に針一本通るくらいの隙間を開け、チューブにあいた小さな穴から空気がもれるように、圧をかけながら5秒間息をはく。

ポイント:口の前にティッシューをかざすと簡単に吹き飛ぶくらいの呼気です。ここで大事なのは、横隔膜が張っている(支えている)感じを意識することです。腹圧が高まります。

(4)息をはききったら、再び口を開けて1から繰り返す。

ポイント:息をはき切ると慌てて息を吸い込みたくなりますが、それは我慢してゆっくりと大きく吸うこと。慌てると余分なところに力みがきます。
繰り返すと「頭が白くなる」方がいますが、その場合吸う息が足りません。
そうは言っても楽なトレーニングではありませんので、少しキツいくらいが正解です。 

(5)これを10回繰り返します。1ヶ月継続すると横隔膜が鍛えられ、滑舌がよくなり、声も通るようになります。

*2015年3月12日13:26「頭が白くなくる」(誤)→「頭が白くなる」(正)に修正いたしました。

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