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人は気がつかないうちにまっすぐ立てなくなっている 足の親指だけで身体のゆがみをとる簡単な方法

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良い発声をするために「まっすぐ立ちましょう」と言われます。

しかし、ほとんどの人はまっすぐに立てていません。

多いのが、猫背と、左右の偏りです。

猫背の場合は、「あばら骨を持ち上げるように」とか「肩を後ろに軽く引いて」などの方法があります。

しかし、左右の偏りは本人がほとんど気がついていないので、「右肩が上がっていますよ」とお教えしても「そんなはずはない、まっすぐ立ってます」とおっしゃいます。お教えしても自覚症状がないため、なかなか直すことができません。

偏りのほとんどは、普段の生活から身体が歪んでしまっているのが原因です。

そういう人は、電車を待っているときや、何かを待って立っているとき、知らず知らずのうちたいてい左右どちらかの片足を斜めに投げ出して偏った姿勢で立っています。

偏りがひどくなると、骨盤や背骨がゆがみ、腰痛や肩こりの大きな原因にもなります。

なかなか気づき難いゆがみですが、普段からある簡単なことを心がけておくことだけで矯正されるコツがあります。

「両足の親指に力を入れる」

これだけで、歪みが矯正され、まっすぐ立てるようになっていきます。

私も、なかなかまっすぐに立てなかったのですが、この「親指に力を込める」という方法をとると、どこも力まずに、自然と良い姿勢で立てています。

良い発声は良い姿勢からと言います。

ぜひお試しください。


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