マイクで話すときでもボイトレは必要か?
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「最近精度の良いマイクがあるし、ボイトレは必要ないように思えますがどうですか?」
とういう質問を受けることがあります。
必要です。
ぜひボイトレをやってみてください。
講演やスピーチでマイクを使って話すことがありますが、その場合でも、横隔膜をマイク無しと同じように、しっかり使っています。
ボイトレでは、よく「大きな声を出す」ことが目的のように思われている節がありますが、そうではないのです。
横隔膜を使って息の流れで発声することにより、心からの響きを声にのせて表現することができ、説得力があがります。
よく「腹から声を出す」という言い方をされることがありますが、これは単に大きな声と言う意味ではなく、心の底から本当のことを言っている声になり、相手に対して信頼感がうまれるのです。
また、息をしっかり流すことで、滑舌も良くなります。
私自身は、一般的な早口言葉などの滑舌トレーニングをしたことがありません。
横隔膜のトレーニングをしておけば、しっかり息が流れよい声になり、わざわざ早口でしゃべらなくても、間が持つようになり、噛んだりつっかえたりする必要がなくなり間違えなくなります。そして、結果的に自然と滑舌も良くなります。
試しに、横隔膜をあまりしっかりと使っていない普段のしゃべりをしてみると、意外につっかえたり、何度も言い直していたりしています。また「あー」とか「えー」などの、浅い響きで余分な言葉も多く出てしまいます。
やはり、マイクを使っていても、横隔膜のボイストレーニングは必要だと思っています。
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