声で損していませんか?『DVD付き リーダーは低い声で話せ』が本日より発売になります
本日、おかげさまで、初出版の本「DVD付き リーダーは低い声で話せ」がAmazonで発売になります。書店では16日頃から並び始めるようです。
この本のタイトルにもあります「低い声」。
なぜ低い声が必要なのか?
ボイストレーニングといえば、いかに高い声を出せるようになるか、というのが一つの重要な目的にもなっています。私自身も、ボイストレーニングを始めた頃は、「いかにもっと高い声を出せるようにするか」というのが目標でもありました。自分で出せる極限の高音に日々挑戦していたわけです。
しかし、人前でのスピーチが苦手であった私が、あるとき低い声で話してみようと思ったきっかけがありました。
たまたまテレビをつけていて、アメリカのニュース番組で女性キャスターが低い声で話していたのが素晴らしいと思いました。その後、欧米ではしっかりしたキャリアの方は、皆さん低い声で話されていることを知りました。
それをきっかけに、日本のニュースや報道番組、また、ビジネスパーソンのプレゼンで、セミナーや講演会で、皆さんがどのくらいの声の高さで話しているのか興味がわいてきました。
そうすると、意外なことに、ほとんどの方々が甲高い声で話しておられたのです。
そして、たまに低い声の方が話されると、説得力をもって話の内容が腹に落ちてきました。
そこで、自分プレゼンのときに、試しに低い声で話してみようと思いました。
それは、ただ低いのではなく、ボイストレーニングで使った発声方法を用いて声を響かせながら話してみたのです。
そうすると、プレゼンの後いつもより質問が多くとびかい、今まで声もかけられなかったのに、「さきほど話していて方とお話してみたい」と言われるようになりました。
話している内容は同じなのに、不思議なことがあると思いました。
そこで何度か、低い声を試しているうちに、会場の手応えを感じるようになってきて、あるときそれは確信に変わりました。
「同じ内容を話していても、甲高い声では話に説得力がない。」
実は、企業のリーダーさんたちも、ご自分の声に困っておられました。
そこで発声の方法を、企業のリーダーさんたちにお伝えするようになっていったのです。
皆さんは、深い内容を持っておられます。でも残念なことに、いくら一生懸命甲高い声でお話していても、説得力がなく伝わらないのです。声で損しておられると思いました。
ぜひ、この本を、一つのヒントにしてただき、皆さんの思いを自信をもってお伝えいただければと心から願っております。
そして、この本を出版するまでに、たくさんの素晴らしい方々のお世話になりました。一人の力では到底なし得ませんでした。本当に有り難うございました。このご縁に感謝します。