神秘のオーラ 神格化される低音のアイドル
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2013年9月27日日本経済新聞「学びのふるさと」に、作詞家の阿木耀子さんのインタビュー記事が掲載されていました。
「山口百恵さんに提供した『プレイバックPart2』。主人公の女性は、交差点でトラブルになった相手の男性に『馬鹿にしないでよ』と大声で怒鳴ります。でも家で待っている恋人には『坊や』と包み込むように語りかけます。強さと優しさを併せ持ったしなやかな女性をあらわすことを意識しています(引用)」
この記事を読んで、山口百恵さんの歌を聞いてみたくなりました。
山口百恵 「プレイバックPart2」→リンク
視線の強さが印象的です。 なんというかっこよさでしょうか。 そして、しびれるような低音の声。 こんなカリスマ性のあるアイドルがいたのですね。 驚きました。 しかも、当時18歳とは。
人気絶頂のときに俳優の三浦友和さんと結婚し完全引退をなさり、今どのような生活をなさっているのかもクローズされているそうです。 この潔さも才能のうちではないかと思ってしまいます。
フェイスブックやツィッターの普及で有名人は何でもオープン、今何をしているのか、どこにいるのか、何を考えているのか、さえも分かってしまう世の中です。 私生活については、ある程度謎に包まれているほうが、人は魅力を感じるものではないでしょうか。
最近は、このような神格化されるようなヒロインやヒーローが見られなくなっているように感じます。
山口さんの存在感を象徴するのが、弥勒菩薩像のようなまなざしと、あの低音の声。 類稀なる神秘性を感じさせ、現代においても光り輝いています。
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