新しいことで成功することは誰でも出来る しかしロジカル思考が必要だ
コロンブスの卵という言葉、恥ずかしながら最近知りました。
コロンブスが新大陸を発見したあと、ライバルたちが「大西洋を進んだだけで発見だきるなんてことは自分たちも知っていた。運がよかったのだ」
と口々に言いました。
コロンブスは、「この卵を立てられる人はいるか?」と聞きます。
誰も卵を立てられなかったのを、コロンブスは卵の底を割って立ててみせるのです。
「卵を割れば立てられるに決まっている。そんなことは俺たちも知っていた。」とライバルたちは悔しがります。
新大陸発見もそれと同じことだと、コロンブスは言いたかったのでしょう。
津田久資さんの著書「ロジカルシンキングの授業」を読んだところ、アイデアの引き出し方についてコロンブスの卵を例にして説明していました。
津田さんの本から引用します。
「今回はたまたま運が悪かっただけで、必ず自分にも運がめぐってくるはずだ」と考えてしまいます。
「このような『おこがましさ』も凡人が広く考えることを阻むハードルの一つになっているのです」
アイデアを引き出すにはそのハードルをとり除くことが必要です。
そして、どうすればいいのか?
それはロジカル思考だと言います。
「『アイデアを引き出す』とは、『アイデア書き出す』ことである」
のだそうです。
普段から「これって言葉にならない」などと思っていることでも、文章化してみる。片っ端から書き出してみる。
私はこれをアイデアの千本ノックだと思いました。
そうすることで、誰も思いつかないようなアイデアが生まれてくるのだというのです。
凡人が誰も思いも着かないようなアイデアを思いつくには、ロジカル思考しかない。
だから、いつも小さなノートを持ち歩いているのも良いことだと思います。
明日から実践してみたくなるようなアイデアのコツにあふれている本です。