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謙虚さとは風船を膨らませるようなもの

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現在の日本を代表するような識者のお一人ではないかと思われる方が、講演でまず最初に「まだまだ未熟な私は本来ここに立つような人間ではありません」とおっしゃったのには思わず身が引き締まりました。
 
素晴らしい人物とは、なんと謙虚な方が多いのかと思います。
 
黙っていても高みへ向かう日々の格闘が感じられる迫力のあるそのたたずまいから、ただの謙遜ではないことはすぐに分かります。
 
以前、経済学者の中谷巌先生の講演で謙虚さについて風船を例にあげて教えてくださったことがあります。
 
「風船は膨らむと表面積や中の空洞部分が広がる。
それは人間の成長と同じだ。
 
学べば学ぶほど知らないことが増える。
知らないことを知らなかったということに気がつく。
 
知らないことばかりで成長している実感がない。
だから、人は成長すると謙虚になる。」

 
「謙虚さを忘れないで」
とよくいわれます。
 
謙虚さとは、忘れたり、覚えていたりするものではありません。 
黙っていても、誰かに指摘されなくても、自ずと謙虚になるものなのだということを教えていただきました。
 

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