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【間違った日本語】「怒り心頭に・・・」「風のうわさ・・・」...無意識に使っているなんかおかしな慣用表現

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正しいと思って使っていた慣用句が、実は間違っていた。
逆に、相手が間違って使っていることが分かっても、「恥をかかせてしまうかも」と思いなかなか指摘できない、ということもよくあります。
 
「Qualite」(東急カード会社の雑誌)に誤解されたまま伝わった慣用句が掲載されていました。
 
例えば、「食べ放題」という言葉はなく、本来は「食い放題」。”食う”は昔の響きで見た目も悪いので、美化されて「食べ放題」になったそうです。
 
特に恥ずかしいのは、意味が違うのに間違えて覚えている慣用表現。
 
「怒り心頭に達する」は怒りは心頭から発するもので、達するものではありません。
「印籠を渡す」はドラマ水戸黄門の影響。渡すのは引導です。
 
さて、今日は、間違えやすいおかしな慣用句集をご紹介します。

     ・・・・・おかしな「慣用表現」集・・・・・
 
×食べ放題  ○食い放題
×汚名挽回  ○汚名返上
×寸暇を惜しまず  ○骨身を惜しまず
×おいてきぼり  ○おいてけぼり
×こんがらがる  ○こんがらかる
×横車を入れる  ○横車を押す
×財布をはたく  ○財布の底をはたく
×舌づつみを打つ  ○舌つづみを打つ
×熱にうなされる  ○熱にうかされる
×乗るか反るか  ○伸るか反るか
×飛ぶ鳥跡を濁さず  ○立つ鳥跡を濁さず
×一瞬先は闇  ○一寸先は闇
×食指を伸ばす  ○触手を伸ばす
×しかめつらしい  ○しかつめらしい
×的を得る  ○的を射る
×生き急ぐ  ○死に急ぐ
×愛想をふりまく  ○愛嬌をふりまく
×風のうわさ  ○風の便り
×怒り心頭に達する  ○怒り心頭に発する
×お鉢を奪う  ○お株を奪う
×印籠を渡す  ○引導を渡す
×薄皮をはぐ  ○薄紙をはぐ
×災い転じて福となる  ○災い転じて福となす
×白黒つける  ○黒白(こくびゃく)をつける
×足元をすくう  ○足をすくう
×うんちくをたれる  ○うんちくを傾ける
 

うむむ・・・自分も結構間違っていました。
昔から少しずつ変化しながら今の言葉になっているのでしょうけれど、できるだけ正しい日本語を使いたいものですね。

Comment(5)

コメント

13時15分41秒

「生き急ぐ」は「死に急ぐ」からの連想で派生的に生まれた新しい言葉と言うべきであって、従来無かった言葉であることは承知の上で意識的に生み出された表現だと思います。
こういったものまで「おかしな」とか「間違った」と言い出すと新しい表現や造語は全部間違いということになってしまいます。

Shin

言葉は生き物。誤用が慣用になってしまうことはよくあります。独壇場(どくだんじょう、正しくは独擅場(どくせんじょう))なんて、誤用の方が大きな顔をしています。
表現が間違っている例も多いですが、意味を誤解して使われるものも多いですよね。例えば、雨模様(雨は降っていない)、確信犯(本人は正しいことをしていると思っている)、など。

あとり

×食指を伸ばす、〇「食指が動く」ではないかと。
人間に触手はありません。

umebayashi

「手をこまぬいて」は、新聞や雑誌の表記ではこちらに統一されているようですが、「手をこまねいて」もよく使われますね。
自分は「こまぬいて」は今でも何となく違和感を感じますし、Webで検索しても「こまねいて」が正しいという情報が見つかることもあるので、いつも気になっています。

ardbeg32

どうやっても、小さい頃「ふんいき」とまわりで言ってた/教えられたかどうか思い出せないんですよね。
誤用だと教えられるまで、漢字変換辞書に誤用の読み方を登録してたのは黒歴史。

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