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不満や怒りを感じたら、それは、『あなたが問題を解決しなさい』というサインです

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「不満や怒りを感じたら、それは、『あなたが問題を解決しなさい』というサインです」という望月俊孝さんのことばが気に入っています。
 
ある海外の成功者に対するインタビューで「あなたをそこまでにしたものはなんですか?」という質問に対して「怒り」と言っていたのを覚えています。
 
かのベートーヴェンは、あの音楽室に飾ってある肖像画の通り、苦虫を噛み潰したような顔でしょっちゅう何かに怒っていたといいます。
政治に対する怒り、音楽界への怒り、弟子の不出来に対する怒り、不理解な聴衆への怒り、女中がゆで卵を好みの硬さにしなかった怒り、恋人にふられた怒り・・・。
負のエネルギーが、彼の原動力であったことは確かで、不幸な境遇になればなるほどすごい曲を書いているのです。
 
もしかして、負のエネルギーとは人を前向きにするものではないか、とさえ思えます。
 
怒りを感じるということは、そのことに対する強い問題意識を持っているということ。
心の中に熱い思いがあるからこそ、怒りもわいてくるというものです。
 
負のパワーを否定しなくていいのですね。
不満や怒りを感じたら、なぜ怒りを感じたのか?どうすれば良くなるか?徹底的に追求すれば、進むべき道が見えてくるのだと思います。

そして怒りのレベルの高さ。
それがいつしか高い志になっていくのでしょう。

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