dreamforceの混み方が半端じゃない!!

　セールスフォース・ドットコムの年次カンファレンス・イベント「dreamforce 2015」の取材でサンフランシスコに来ている。メインは明日のCEO マーク・ベニオフ氏のキーノートセッションってことになるのだけれど、その前日から大勢の人が会場に詰めかけており、すでに大混雑状態だ。

　こんなに人が集まるIT業界のプライベートイベントは、おそらく他にはないと思う。展示会場に入るのに入り口が混んでしまい列ができるほど。事前登録16万人というのもうなずける。それだけ、クラウド、さらにはセールスフォース・ドットコムという会社に対する期待感が大きいと言うことなのだろう。明らかに日本のセールスフォース・ドットコムよりは、何倍か大きいイメージとなる。

　今日は午前中にパートナーキーノートが行われ、Salesforce IoT CloudやSalesforce Lightning Experienceといった今回注目のサービスについても言及されていた。展示会場ではすでにこれらの新しいサービスのリアルなデモンストレーションも行われている。

　パートナービジネスは5年で5倍に増やすとのことだったが、会場に来ていた日本のISVの代表は「50倍の間違いでは」とのこと。これは、5倍なんてけちくさいこと言わずに、でっかく伸びてもらわないと困るだろうという期待の表れた発言だ。

　オープンしたばかりの展示会場もかなり混み合っている。なかなか興味深い会社も出展している。たとえば、マイクロソフト。昨年提携して、今回はCEOのサティア・ナデラ氏もやってくるのだから当然と言えば当然なのかもしれないが。そういう意味ではIBMも出展していて、このあたりはなかなか日本では見られない風景なのではと思ったり。

　日本からもいくつかの出展企業がある。NTTグループは、単なる出展社というよりは大きなスポンサー企業でもある。テラスカイも昨年に続いて出展。日本からSalesforceを足がかりに世界を目指している。

　こういうBtoBのイベントでは、クラウドストレージのboxが目立っている場合が多いのだが、今回はDropboxがスポンサーとしてかなり大きなブースを構えていたのもちょっと興味深い。こういうイベントに来ると、展示会場をうろうろするだけでも業界の動向が垣間見えるのはちょっと面白いところだろう。