Facebookじゃだめなんだ
ここ最近は、TwitterよりもFacebookを使うことが多くなってきた。
便利だけど不満もあるFacebookの非公開グループ
その1つの理由として、仕事でFacebookを使い始めたことが挙げられる。5月くらいからWebサイトの企画を手伝っているのだけれど、そのためのバーチャル編集部がFacebookの非公開グループを利用している。メールでの連絡も行うのだけれど、複数の人間に情報を伝える際にはメールのCCで伝えるのではなく、この非公開グループのウォールに書いてシェアするようにしている。ながい文書をドキュメントとして登録することもできるし、参考情報となる外部リンクのシェアも容易だ。もちろん、写真や動画もシェアできるのだけれど、解像度の問題もありこれらはいまのところはDoropboxで共有している。
はっきり言ってこれ、便利だ。最新の書き込みがあるものが一番上に表示されるのも云い。さらに、新たな書き込みがあった場合にはメールで知らせる機能もあるので、情報を見逃すことも少ない。メンバーだけのイベントの設定などもできて、これもまた便利だ。
とはいえ、ちょっと困ることもある。というのは、普段プライベートでもFacebookを使っており、さらにFacebookページの管理者にもいくつかなっているので、それらを1つのインターフェイスで確実に使い分ける必要があるのだ。とくにWebサイトのバーチャル編集部については、一般に公開しているページと非公開グループがあり、同じアイコンを使っているので今自分がどちらで発言したのか一瞬戸惑うことがある。
それと、スケジュールの同期ももう少し何とかしたいところ。できることならFacebook内のイベントの情報をGoogle Calendarと同期したい。イベントに参加表明して安心してしまい、Google Calendarに転記するのを忘れてしまうことも。これでは大事に仕事に穴を開けかねないのだ。これは、もしかしたら便利なFacebookアプリがすでにあるのかもしれないが、まだ見つけられていない。それとファイルの共有もできれば、普段使っているDropboxと連携できると嬉しいのだが。
プライベートと仕事を分けるならSAP StreamWorkがいいかも
なんてことを考えていたら、先日これはもしかしていいかもというサービスの記者説明会に遭遇した。それが、SAPが提供しているStreamWorkだ。こちらは、SAPが提供するだけ会って、最初から業務に使うためのものとして設計されている。Google Apps、Gmailのアカウントがあればすぐに使えるところもちょっと嬉しい。誰かを誘うときも、その相手がGoogleのアドレスを持っていればいいので、敷居も下がりそうだ。
さらに、Dropboxにはまだ対応していないが、同様なサービスのBox.netとは連携が可能だ。SAPによれば、ユーザーの希望があれば順次こういった外部サービスとの連携も積極的に行うとのこと。ちなみに、Evernoteとはすでに連携している。
もちろん、既存のSAPのアプリケーション群とは連携できるので、企業内でそういったアプリケーションと連携させて使うことはなんら問題ないだろう。すでに、iPhone、iPad(申請中)版のアプリケーションも用意されているとのこと。これら端末からも、簡易機能だけでなく、ほぼすべての操作ができるのは嬉しい。それと、書き込んだことへの検索関連機能も、Facebookよりは強力そうだ。
褒めてばかりだが、データとしては日本語はOKだがインターフェイスは英語。日本からのユーザーがもっと増えてくれば、このあたりは改善されてくるのだろうか。まだ、詳しいデモを見せてもらい、自分のアカウントを作ったところ止まりなので、本当の意味でコラボレーション環境としての使い勝手まではわかっていない。とはいえ、おいおい、外部の人とのコラボレーション作業の際には、これを使ってみたいと思っている。ちなみに、無料版がちゃんと用意されている。制限はあるが複数人で利用するのに困るほどの制限ではないので、とりあえず無料でも十分に使えそう。当然、使ってみてよければ、有料版に移行すれば良さそうだ。