xfyからXMLということが感じられなくなるとき
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ジャストシステムが先週開催したイベントで、はじめて具体的なエンタープライズ分野でのxfyの活用の場面が示されたのではないだろうか。
その領域というのがCPM。BI(ビジネス・インテリジェンス)ではなくCPM(コーポレート・パフォーマンス・マネジメント)だ。社内にちらばるさまざまな情報をXMLベースでEAI的に収集し、持ち前の表現力とインタラクティブな操作性で容易に分析が行える環境を提供するという。
個人的な見解だが、これまでxfyはコンセプトもよくわかるし操作性もすごいというのは理解できたのだけれど、具体的にどこでどう使うと便利なのかがなかなか伝わってこなかった。これに対し今回のイベントでは、1つの具体的な利用方法示したように思う。
会場のセッションでも浮川専務が指摘していたが、IBMのDB2がXML機能を強化したバージョンを発表し、Oracleデータベースの次期バージョーン11gでもXML関連の機能が大幅に強化される。ITシステムにおいて、ますますXMLの活躍場面が増えることは間違いないだろう。とはいえ、仮にデータベースの機能としてXMLが活用されるとしても、ユーザーにとっては見えない部分だ。いつも通りにアプリケーションからアクセスしていたら、内部でXML化され便利に活用されていたという状態であろう。
そういう意味では、ジャストシステムのxfyという製品からも、むしろXMLの匂いをかぎ取れなくなるくらいに、具体的なユーザーの利用シーンがXMLよりも強く表に出てくるときが、この製品が世の中に広く受け入れられるときなのかなとセッションを聞きながら思った次第だ。
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