電話のユニバーサル料金 アメリカでは電話リレーサービスの費用に使用
めんそ~れ!
今日からワールドカップが始まり、朝から忙しくなってしまいました。
ブラジルが3-1で勝ちましたが、あれでPKかとも思いましたが、主審が日本の方なので、ホームタウンディシジョンということで大目に見てください。
さて、昨日のブログで書きました「日本財団電話リレーモデルプロジェクト」ですが、2000人の方を募集して実施することになっておりますが、非常に順調に利用者が増えており、5月末で1600人を超え、このままでは今月中に2000人を超えてしまうということで、募集の締め切りが6月末になりました。
ぜひとも「聞え」に不自由を感じている方は、無料ですので、応募して、電話が使える便利さを味わってください。事業者は「アイセック・ジャパン」を選んでいただけると幸いです。
さて、電話リレーサービスは、アメリカではもうすでに一般的になっており、アメリカの総務省の中にあるFCC(Federal Communications Commission)(連邦通信委員会)が電話会社を通じて電話リレーの事業者に費用負担することで、無料で提供されております。
FCCは、日本でも各電話番号ごとに徴収されているユニバーサル料金をその財源としております。
ユニバーサル料金とは、本来、全国民が地域や障がいのあるなしなどに関係なく電話を利用できるようにするための財源として広く電話を利用する方から集めているもので、日本でも電話料金表を見ると3円ずつ引かれているものがそれです。
アメリカでは、そのユニバーサル料金を聴覚障がい者など、電話を使えない人が使えるようにするための資金に模しておりますが、日本ではまだ僻地などでも電話が利用できるようにアンテナを立てたりする費用などにのみつかわれていて、聴覚障がい者の電話利用の費用に充てることなどには全く使われておりません。
総務省では、聴覚障がい者が電話を使用するということに対して、残念ながらあまり意識が行ってないようで、日本財団としては、聴覚障がい者にもこんなに電話の利用を望む事例があるということで、自ら資金を提供して、「電話リレーサービスモデルプロジェクト」を開始しております。
健聴者は普段普通に電話を利用しているので、あまり意識しないですが、例えば、『突発性難聴」などで急に聴力を奪われたときのことを考えてみると、我々の生活に電話が必需品の一つと分かるはずです。
聴覚障がいの方は、その電話無しに生活しているわけです。
ぜひ、皆様にもこの活動を応援していただけると嬉しいです。