社会貢献3.0の時代 ~社会貢献3.0のメリットは?~
めんそ~れ!
「社会貢献3.0というのを弊社では進めています。」と、「それはなんですか?」とご質問をいただきます。
社会貢献1.0の活動は、阪神大震災の時に今まで同じように生活していた方たちがいきなり被災をしてしまい、どうにか自分たちでもできることがないかと始まった個人的なボランティアの活動です。今回の東日本の震災でも多くの方の活動が被災者の皆さんの助けになったことと思います。
社会貢献2.0の活動は、企業がCSR(企業の社会的責任)活動として、本業以外に社会に貢献する活動を実施することです。現在では、多くの企業が実施していますが、なかなか中小の企業では難しい点もあります。
では、社会貢献3.0とはなにで、どこにメリットがあるのでしょうか?
社会貢献3.0では、企業の活動そのものが社会に貢献していくことです。つまり、社会に貢献する活動を事業として実施していくことになりますので、企業としては、必要な人員を雇用しないといけないですし、利益も上げないといけないことになります。
「支援を食い物にするのか?」と嫌な顔をされる方もいらっしゃいますが、社会貢献1.0や2.0では、なしえなかったことを社会貢献3.0では実現することができます。
社会貢献1.0の欠点は、個人が自分の生活の中で割ける時間を使って実施するので、活動できるのは限られた時間となってしまいます。
また、社会貢献2.0では、企業側に本業の余裕がなくなると実施を見送ることが発生してきてしまいます。
社会貢献3.0では、
①事業として実施しているので、基本的にいつでもどこででもサービスを享受することができる。
②実施者は料金をいただいてサービスを提供するので、サービスに対しての責任を持って実施することになり、品質が保たれる。
③従事している人たちは、サービスの提供に対して専門家として正当に評価を受け、専門性に応じた給与をもらうことになる。
④サービスの提供に関しては、訓練や改善が必須であり、実施者のスキルの育成にも貢献している。
⑤基本的に実施している活動に関して、感謝されることが多く、実施者のモチベーションの向上に役立っている。
のような、メリットがある。
まだまだ、事業として成り立っているかについては、これからではあるが、少しずつ評価されてきているのが、うれしいところです。