沖縄の内地への派遣労働
めんそ~れ!
沖縄タイムスに「未来が見えない 格差社会を問う」というコラムが連載されています。
昨日から、「派遣労働」というのが取り上げられています。上・中・下の3回のコラムのようですが、昨日の上と今日の中を読んで、少し内地の人間「島ナイチャー」としてさびしい思いをしています。
沖縄の失業率の高さと賃金の低さはご紹介しておりますが、沖縄では今でも「出稼ぎ」のような内地への「派遣労働」が行われています。
沖縄の労働賃金が安いので、どうしてもお金が必要な人は内地に派遣労働として働きに行くことがたびたびあるようです。
前の職場でもどうしても短期でまとまったお金がいるので、内地に半年から1年仕事に行ってくるといってやめた人がいました。その職場は沖縄ではかなり優遇されている職場だったので、こんなよい職場を出て行くよりもここで継続して働いたほうが昇給もあるしいいよ、といって説得したのですがだめでした。
たしかに沖縄の人に聞くと内地で半年働くと、沖縄での1年分の収入になるということで、半年働いて戻ってきて、半年は遊んでゆっくりしている人がいるということをいってました。
ところが、新聞のコラムによると高給優遇のうたい文句で集めておきながら、実際はなかなかそこまでは給料がもらえない。また、寮に入れてもらえるのはよいのですが、病気をしたら派遣元に医者に連れて行かれて、本当に働けないのかと医者に確認されて、医者から派遣元が起こられたとか、病気をしてしまって4~5日休んだら解雇といわれてしまったり、とまるで昔の「女工哀史」のようなことが書かれています。
沖縄は、気候がよくて、物価も安くて、確かに内地より賃金は安いですが、生活はしやすいと思います。したがって、安定して働ける職場があれば、内地への「派遣労働」をしなくてもすむのではないかと思います。
今回の起業はそういう意味でも沖縄に貢献することを目的としていますので、がんばっていきたいと思います。