今さら Roland SC-88Pro を修理
このところ MIDI をいじっています。
聴きたかったデータが聴ける様になったので、今度はタンスの肥やしになっているSC-88Proを接続することにしました。
本当はMacで聴きたいのですが、WRD対応プレイヤがないのでWindowsで・・・
さて、私のSC-88Proはなんか変です。
LINE出力に上から圧力を加えないと音が出ません。
確実に半田のクラックでしょう。
そこで、分解して修理することにしました。
まず上蓋を外します。
これはとても簡単ですね。
それから、一番上の基板をはずします。
これも簡単ですが、ハーネスに余裕がないので無理に引っ張らない様にします。
切ってしまうとやっかいなので、コネクタははずさず、基板だけ右にどかすようにしました。
問題の部分です。
アナログ基板全体を外さないといけない場所にあります・・・
ここまできたので、頑張って外します。
といっても、ネジを外して、板金にあたらないように基板をもちあげるだけなので、
慣れた人ならとても簡単な作業です。
さて、裏側にアクセスです。
完全に割れています。
わかりやすいところなので、ささっと半田付けをしなおしました。
くみ上げる前にじろじろと基板をみてみます。
デジタル部分には、H8が乗ってる!
あと、MIDI規格で既定されているアイソレーションのためのフォトカプラもありますね。
各種設定はSRAMでバッテリバックアップなのですね。
くみ上げたらちゃんと音が出る様になりました。
ここ10年くらいでソフトウェア音源がほとんどになってしまい、ハードウェア音源の姿を見ることがなくなりましたが、
調べたらRolandからINTEGRA-7というなかなかかっこいいものが出ていますね。
SC-88Pro、当時はめちゃくちゃいい音だと感じましたが、
今改めて聴くと、すごく普通に感じます。
当時は、ゲーム音楽がMIDIファイルで、外部音源がないとFM音源で辛うじて鳴るような感じだったので、SC-88Proを繋いだときの音の良さが際立っていましたが、今はすべてPCMで配布されているのでそういう感じもないですし、
やはりソフトウェア音源が強いですからね。
それでも懐かしいので、いろいろ集めたデータを再生して楽しんでいるのでした。
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