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中小企業の開発者は会社で何をしているのか

実際に計算してみると理解が深まる

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ゴルフ関係の仕事をしていると、通常のシステム開発よりは電気に接する時間が増えます。
ここでいう電気とは、必要な電力値を求めたりなど、簡単な計算に関することです。

電気は、生活、それからコンピュータを動かすためにも必須のエネルギーで、とても身近なものですが、
目に見えないものなので、意外とよくわかっていない事が多いです。
私も電気に関する知識は、高校の物理レベルしかありませんので、偉そうなことは言えませんが、
例えば、苦手な人は、電圧、電流、電力については、なかなかうまく答えられません。

さて、電気が苦手なメンバー君には、前回の工事のときに、とりあえず必要な電力は、
利用する機器が消費する電力を単純に足し算すれば良いと教えました。

例えば、200Wの機械が2台あれば、400Wになるよ、という簡単な話を教えました。
普段であれば、これさえ知っていれば不自由はないのですが、
もう少し突っ込んだ話しになったときや、ふと度忘れてしてしまったとき、困ることがあるので今日はもう少し詳しい説明をしました。

今回は、本当に200Wの機械を2台動かしているときは、400Wになるのか?のような話しを例にして、
別の視点から計算で求めてみました。

200Wの機械が200Vの電圧で動作するとき、流れる電流は1Aとなります。
これがわかると、オームの法則で200Wの機械の抵抗値がわかります。

R=V÷I に当てはめると、200V÷1A で 200Ωですね。

一般的に同じ電源に複数の機器を繋ぐ場合は、電源に対して並列に負荷を並べるため、
2台の場合の抵抗値は、合成抵抗の式(これも本当はオームの法則で求める)で求められます。
(200×200)÷(200+200)=100Ω

そうすると、2個の機械があるときの抵抗値は、100Ωなので、もう一度オームの法則でこのときに流れる電流値を求めてみると・・・
I=V÷Rなので、200V÷100Ω で 2A となります。

電圧が200Vのとき、2Aの電流が流れると 200V × 2A で 400W となり、単純に足し算したときと同じ結果になることがわかります。

知っている人にとっては当たり前のことですが、実際に計算してみると、何故そうなのかということを考えるきっかけにもなりますし、
忘れにくくなっていいですね。

 

 

 

 

 

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