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中小企業の開発者は会社で何をしているのか

自由主義は良いか悪いか

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今日は、このところ大変な中頑張ってくれているメンバーが少しでも楽しい気分になれるように、小規模な宴を企画しました。(自分が飲みたいだけ?(笑)

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新鮮な魚は美味しかったです。

その後、別のリーダーと場所を移動し、少し会社の現状についてなどを話しました。
そのとき考えたことを少し書いてみたいと思います。

当社は、良くも悪くも自由主義(自己責任で、好きなように仕事をしましょうという感じの意味)です。

経営方針は、要約すると「技術者が夢を実現できる会社とし、それにより広く社会貢献すること」という感じです。
創業者会長も、社長現役の技術者として日々物作りを行っています。

利益になる成果を出せれば、報酬は上限無しのボーナスとして受け取ることができます。
新しい事であっても、事業として成り立たせる熱意を見せれば、ややこしい手続き無しに開始することができます。(但し、金銭的な援助はほとんどありません)
そのため、最近盛り上がっているネットワーク機器の開発販売という事業を私を含む若手、若干名でスタートさせることができました。(影ではいろいろと社長が動いてくれたのですが)

このような社風は「何か新しい事にチャレンジしたい!」という人にとっては、とてもありがたいものです。
製品開発事業は「販売店って何?」「代理店って何?」という、ビジネスの素人状態から手探りではじめ、いろいろな失敗をしながら多くを学びました。

しかし、会社という組織の中には新たなことにチャレンジしたいという人より、生活のための糧として仕事をする人の方が多いものです。そうではない会社も沢山あるのでしょうが、少なくとも当社ではそうです。

このような人にとっての「仕事」とは、自分で作り出すものというより、人から指示をうけてこなすものという認識のほうが強い気がします。
その場合、自由な社風での仕事は、道しるべがない道を歩むような感じで結構辛いのかもしれません。

立ち上げ段階では、この社風が非常に良い方向に働きましたが、ある程度道が見えてきたら、
後続する人でしっかりと回せるような体制を作っていくことも大事だと感じるのです。
そうして事業を大きくしつつ、チャレンジしたい人は、また別のことにチャレンジする。
こういうサイクルをうまく回せるようになったとき、本当に会社は発展するのではないかなと思ったのでした。

ただ、中途半端に自由に動いてきた人は、基本的な報告がおろそかになりがちだったり、いろいろと課題は多いですね。

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