自分の欠点、相手の欠点
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子どもの頃、親に叱られた経験は誰もがあるでしょう。
しかしその中でも、例えば他の子と比べられたときなどは、無性に腹が立った覚えがあるのではないかと思います。
「○○ができない」なんて、人なら当然なのに・・・です。
人はどうも、相手の欠点を見てしまうことが多くあるようです。
特にストレスなどが溜っていると、苛立ちが生まれその傾向は強くなります。
これは、ビジネスの場でも同じことがいえるでしょう。
よく、こんなことを言っている人はいませんか?
「なんで○○ができないんだ!」
「お前は○○過ぎてダメだ」
これらは、全て相手の欠点に対して発せられる言葉です。
ほとんどの場合、相手は苛立ちを感じたり、むしろ萎縮してしまったりします。
私は、こうした欠点の指摘をほとんどしません。
なぜなら、欠点など探し始めたらキリがないからです。
叱っている本人にだって、必ず欠点はあるものです。
その指摘で自身を誇示したり、相手を不快に思わせることに、何の意味もないと思います。
また社員に対しても、欠点を気にしないようになってほしいと願っています。
欠点を補うくらいなら、それを払拭するほどの長所を持てば良い。
−5を±0にするより、+3を+8に引き上げる方が、ビジネスマンとして明らかに有望だと思うのです。
欠点を直すのは非常に労力のいることですが、長所を伸ばすのは楽しいはず。
長所を伸ばせば、誰も欠点など気にしません。
例え社会が赤点でも、国語・数学・英語でいつも優秀成績として名前を呼ばれていたら、社会の点が悪いなんて誰も思わないでしょう。
それと、同じなのです。
いくら頑張ったところで、欠点などいくらでも出てきます。
それらを全てなくそうなどと努力をするくらいなら、どんどん長所を伸ばして、自分の武器にしてほしいと思います。
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