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未来科学技術情報館が年末で閉鎖

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(東京ローカルな話題が続いて恐縮です)この週末に久々に「未来科学技術情報館」へ家族で出かけました。新宿三井ビルディングという建物の一角にある、さほど大きくない施設なのですが、竜巻装置やら足こぎ発電機など、体験型の展示物が多く、無料で気軽に入れることもあり、息子のお気に入りの場所です。息子がベビーカーに乗っていた頃は、割と近く(杉並区)に住んでいたこともあり、頻繁に利用していました。

閉館のお知らせ(PDF)」によれば、科学技術庁(当時)により開設されたとのことですが、日本原子力文化振興財団が運営しているため、さりげなく原子力発電の啓蒙も行われています。とはいえ、何より科学が体験できて楽しい場所であることに変わりはありません。科学館には、科学博物館など他にもありますが、群を抜いて親しみやすい場所だったこともあり、小学生になったばかりの息子が「仕組み」について理解するのはこれからというときの閉館の案内には、少々驚き、相当に残念なことです。

もっとも、この無料の施設には、館長ほか数名のスタッフの方が常駐されていますし、各種の装置やら工作の材料を考えると運営費は相当なものと推測します。年間9万人くらいが利用しているそうですが(※)、休日でもそれほど混んでいないというところが(←そこも魅力的なのですが)、費用対効果という面では厳しいのかもしれません(とはいえ、もっと維持費がかかっていそうな「電力館」というものもあるわけですが)。

心情的には運営維持の署名運動でもしたいところではあるのですが、とりあえず科学好きのお子様がいらっしゃる方(あるいは本人)は、一度、未来科学技術情報館に行ってみてはいかがでしょう。

※入口にカウンタがあるわけではないので、どうやって入館者数を数えているのかは謎です^_^;

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