3冊目の本「バリュープロポジション・マーケティング ハンドブック (仮題)」、ドラフト版が完成。コメント下さる方を募集中です (1週間限定)
当ブログや、ITmediaさんのインタビュー記事でも予告していた、3冊目の本「バリュープロポジション・マーケティング ハンドブック (仮題)」のドラフトが、やっと完成しました。
まだバージョン0.75ですが、取りあえず人様に読んでいただけるレベルにはなったと思います。(...多分...)
内容ですが、全部で118ページ、文字数は普通の本の半分以下の4万文字。
結構サクっと読めると思います。
以下は、本書の「はじめに」からの抜粋です。
---(以下、抜粋)---
バリュープロポジションとは、顧客視点でマーケティング戦略を構築するための考え方です。
本書は、このバリュープロポジションの考え方をもとに、マーケティング戦略を構築するために知っておきたい50のヒントを、ハンドブックの形でコンパクトにまとめました。
それぞれのヒントは、ポイントを絞って見開き2ページに収まるように書かれています。
本書は、バリュープロポジションの視点で、様々なマーケティング理論を網羅的にまとめています。
(中略)
世界のフラット化が進展していく中で、企業の競争は業種や業態を超えてグローバルな規模に拡大しています。
同時に企業は顧客中心主義への変革を求められています。
それは、「顧客は大切」という建前や精神論ではなく、競争がグローバルなレベルで激化していく世界の中で、顧客中心主義を徹底しない限り、企業は生き残れないからに他なりません。
あらゆるビジネスパーソンが、このような徹底した顧客中心主義に基づいたマーケティング戦略の考え方を、体系的に理解することが求められています。
本書は、そのような力を付けたいと考えているビジネスパーソンの方々のお役に立つことを目的にしています。
常に手元に置いておき、必要な時に手元ですぐにチェックしたり、ちょっと時間が空いたり、気が向いた際に時々見直してみる、といったように、日々の業務で役立てられるような使い方を想定しています。本書が、皆様の日々のビジネスで少しでもお役に立てば幸いです。
なお、本書に掲載された内容は筆者である永井孝尚個人の見解であり、必ずしも筆者の勤務先であるIBMの立場、戦略、意見を代表するものではありません。
永井孝尚
---(以上、抜粋)---
各章の構成はこんな感じです。
---(以上、抜粋)---
はじめに
バリュープロポジションをもとに、顧客と市場を理解するための14のヒント
第1章 顧客の立場、ビジネスの立場
第2章 マーケティングの出発点は、バリュープロポジション
第3章 顧客に伝わらないバリュープロポジション
第4章 市場を絞ると、トップシェアが見える
第5章 顧客の向うにいる本当のユーザーは、見えているのか?
第6章 お客様は神様だが、間違うこともある
第7章 顧客は、ドリルではなく、穴が欲しい
第8章 顧客満足の誤解
第9章 顧客は、首尾一貫した自分でいたい
第10章 今、売るべき顧客は誰か分っているのか?
第11章 分析では、新市場は生まれない
第12章 市場調査を鵜呑みにしてはならない
第13章 1%の差は、意味がない
第14章 客観と主観バリュープロポジションをもとに、戦略を構築するための11のヒント
第15章 自分達の事業は何か?
第16章 シンプルで骨太な戦略が求められる理由
第17章 マーケティング理論への幻想
第18章 顧客中心に考え、市場を10倍に拡げた歯医者
第19章 成熟市場におけるイノベータ成功の条件
第20章 トランジスタは、真空管研究からは生まれなかった
第21章 競合打倒を中心に考えてはいけない
第22章 なぜ戦略が画に描いた餅になってしまうのか?
第23章 ポジショニングは、顧客の心の中に作られる
第24章 市場リーダーに価格勝負は厳禁
第25章 新商品普及の壁、キャズム越えに必要なことバリュープロポジションをもとに、マーケティングミックスを設計するための13のヒント
第26章 新商品開発成功のカギは分散した知恵を集められるか?
第27章 やりたいことだけをやっていては、負け続ける
第28章 まず価格を考え、そしてどう作るか考える
第29章 コストは事実、価格は戦略
第30章 やってはいけない2つの値引き
第31章 25倍高いコーラの顧客満足度が高い理由
第32章 トップセールスに必要な資質
第33章 セールスとマーケティングの違い
第34章 狩猟型から農耕型へ進化するセールス
第35章 チャネル戦略の基本は相互補完、判断基準は顧客価値
第36章 省エネルックの失敗から徹底的に学んだクールビズ
第37章 目立つ広告なのに、なぜ売れない?
第38章 ソーシャルメディアは、共感のメディアバリュープロポジションをもとに、戦略を検証し、改善するための12のヒント
第39章 戦略の基本は、仮説検証
第40章 何が悪魔のループを生み出すのか?
第41章 現在の対策を整理しても、問題は分析できない
第42章 現状を変える勇気
第43章 一見似ている「根本原因」と「言いわけ」の決定的な違い
第44章 肩凝りを考えると、原因分析が分かる
第45章 新商品が売れない理由
第46章 事実に基づいて考えることを、阻むもの
第47章 論点を捨てられるか?
第48章 あるいは、売れた理由を考えてみる
第49章 KPIの誤解
第50章 物語化による、問題解決の追体験と固定化
参考文献
おわりに
著者紹介---(以上、抜粋)---
各章は見開きでこんな感じ。全て2ページで完結しています。
概略は以上のような本です。
出版形態はまだ最終決定していませんが、恐らく電子書籍で個人出版する形になると思います。
本書はまだまだチューンナップが必要です。ぜひ皆様のご意見を参考に、必要な部分は見直したいと思っております。
そこで、これから1週間、本書を読んで、コメントや感想を下さる方を募集しております。
ご賛同下さる方は、 こちらからご連絡をいただけると幸いです。 (11/04変更:申込締切りにつきリンクを外しました)
折り返し、PDF版を送付します。
また、コメントを下さった方には、出版した際に、正式版を差し上げます。
これから1週間、11月1日(月)まで11月3日(水)まで募集します。(10/31変更:好評につき、2日延長します)
よろしくお願いいたします。