歌川広重「名所江戸百景」で描かれた、Tokyo Bay Area
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小学館「広重 名所江戸百景/秘蔵 岩崎コレクション」を購入。非常に重い本ですが、カバンに入れて、通勤の行き帰りに眺めて一人悦に入っております。
1万円近い豪華本ですが、「名所江戸百景」全120図が上質の紙に素晴らしい印刷で表現されています。
浮世絵師・歌川広重の素晴らしい色使いや大胆な構図、改めて感動です。浮世絵というのは、素晴らしいですね。
私はこの20年間、東京湾岸の写真を撮影しています。
夜の群青色から徐々に青い色に変わる空気や、赤や黄金色の朝焼け等の鮮やかな色使いで、東京湾岸の透明な空気感を表現することを狙っています。
広重が描いた江戸百景も、まさに透明な空気感が表現されています。
幕末の江戸で、広重によって描かれたこのような素晴らしい作品を見ると、改めて創作意欲が大いに刺激されます。
表現手段は版画からカメラに変わり、時代は150年程経過していますが、少しでも広重に近づけるようになりたい、と思います。
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