オルタナティブ・ブログ > 永井経営塾 >

ビジネスの現場で実践できるマーケティングと経営戦略をお伝えしていきます。

悩んでも仕方がないことと、本来悩むべきこと

»

悩んでも仕方がないこと

■試験や受験の結果

「受験に失敗するかも?」といくら悩んでも、受験の成功率アップには全く繋がりません。

むしろ本来の勉強時間を悩む作業に使ったことで、成功率は落ちる可能性があります。逆効果ですよね。

落ちた時のことは、落ちた後に考えても十分に間に合うことが多いのではないでしょうか?

こちらの記事に詳しく書いてあり、大変参考になります。

■病にかかることや、死ぬこと

大変残念なことですが、歴史上のどんなに偉大な人物でも、100%死を迎えています。

そして残酷な事実ですが、我々もいずれ「お迎え」が来ます。

それも、いつかは全く分かりません。50年後かもしれませんし、1週間後かもしれません。

いつかは必ず「お迎え」が来るですから、特に根拠がないのに「死ぬかもしれない」とか「大病にかかるかも」と常に悩むのは、あまり意味がないような気がします。

むしろ、その日までにいかに生きるかを考えた方がよいのではないでしょうか?

(ただ、死ぬリスクを軽減するために、定期診断を受けることは非常に意味はあると思います)

 

上記いずれの場合でも、悩んでも変わらないことをいくら悩んだり、また悩むこと自体を悩んでいても、状況は全く変わりません。

むしろ「自己暗示」という観点では、弊害の方が多いような気がします。

なかなかこのような悩みから開放されるのは、難しいことのなのですが、....。

大病を克服した人ほど未来志向なことが多いのは、このことと無縁でないかもしれません。

 

本来、悩むべきこと

■自分は、いかに成長するか?

自分をふりかえってみても、自分の未熟さを痛感することが多くあります。

しかし、「あの時、あのようにすればよかった」とあとから悩むよりも、そこから何を学んで今後はどのようにするかを前向きに考える方が、自分を成長させる上で必要なのではないかと思います。

■自分は、何のために生きているのか? 自分が、この世の中で課せられた役割は何か?

これは永遠に終わりのない問いでしょう。

自分の役割は、誰も決めてくれません。自分で決めるものです。

これを問い続け、その意味を探り続けることで、自分の人生はより充実したものなるのではないでしょうか?

 

このように考えると、我々が悩むべきは、悩んだ結果で将来が変えられる場合です。

悩む時は、常に未来志向で悩みたいところですね。

Comment(2)