下宿に大規模データセンターを構築!?
登大遊さんがご自身のブログで、「アパート / マンションでのより快適な学生生活の方法」というエントリーを書かれています。
「学生生活全般の話?」と思ったら全く違っていて、「引越し先のアパートやマンションに、比較的大規模なサーバールームやデータセンターなどを構築する際に役に立つ情報」です。
「ん? 下宿に大規模データセンター? (^^;)」
と思って読み始めましたが、回線申請、大家さんへの届出から始まって、電源拡張、プロバイダー申込、サーバー及びサーバーOS、スイッチングHub、LANカード、ラック、ルータ、LANケーブルの選択、ドメイン取得、機器設置、バックアップ方法及び多重化、等々、極めて具体的に書かれています。
自宅でPCやネットワーク環境を作るにあたってとても参考になります。(さすがに、私は自宅にデータセンターは構築する予定はありませんが)
「家電製品とサーバーとの重要度は、やはりサーバーのほうが何百倍も重要であることは明白であるので」とか、...
「我々は情報学類生であるので、もちろんIPアドレスは一人当たり8個必要である」とか、...
「ここでお勧めなのが、IA-32 の CPU が 32 個または 64 個搭載されたモデルである」とか、...
「快適な学生生活を送るためには、大量のLANケーブルが必要となるに違いない。」とか、...
「皆さんの中には1TB程度のソースコードなどのデータを保持する必要がある方もいらっしゃるだろうから」とか、...
「最悪なのは光ファイバーに子供の凧などが絡まって物理的に切れたり、敵対する会社の人がわざわざやってきて、柿ノ木の柿を落とすための枝切りハサミなどで光ファイバーが切られてしまう事態になることである」とか、...
ネタっぽく受け取る方もいるかもしれませんが、極めて真面目に書かれています。
2004年度に、筑波大学情報学類の新入生向けに書かれたものということなので、今はさらにスペックアップしているのでしょうね。
ちなみに、私が学生の頃は、穿孔機でパンチカードに穴を開けて、カードリーダーでホストコンピューターに読み込ませて、処理している間に昼食を食べて、食事が終わってからバッチ処理結果のプリントアウトをチェックしていました。これ、もはや石器時代ですね。