マーケティングの話を、現場から
はじめまして。永井孝尚(ながい たかひさ)です。
日本アイ・ビー・エムでマーケティング・マネージャーを担当しています。
ご縁あって、オルタナティブ・ブログに参加させていただくことになりました。
最初に自己紹介です。
私が新卒でエンジニアとしてIT業界に入り、最初はソフトウェア製品の日本語化等に携わりました。
その後、「現場で製品のインプリメンテーションに携わりたい」と考え、製品開発プランナーとしてアプリケーション製品の開発を立ち上げたり、出荷後はプリセールスとして全国行脚したり、製品を活用した先進事例を構築するためにSIプロジェクトマネージャーとしてお客様プロジェクトにどっぷり浸かったり、などしているうちに、担当している製品の開発チーム・リーダーになり、製品を全国展開をされているお客様のご支援を行いました。
厳しいお客様ばかりでしたが、非常に多くのことを教えていただきました。
長野オリンピックの頃、次世代製品に引き継ぐタイミングになりました。
ソフトウェア製品の全ライフサイクルで非常に多くのことを学び、この経験を活かしてマーケティングをやりたい、と思っていた頃、当時立ち上がり始めていたCRM市場のマーケティング・マネージャーをやらないか、という話をいただき、異動しました。
インターネット技術を活用した先進アプリケーション製品を担当し、製品戦略を立てたり、新しいオファリングを作り、全国のお客様相手にプロモーションをしました。香港・台湾・シンガポール・オーストラリア等のアジア各国も担当しました。
その後、日本市場でCRMソリューション全般を担当するマーケティング・マネージャーとして、マーケティング戦略を立案し、それに基づいて各種オファリング開発、マーケティングプログラム実施等を行いました。
現在は、IBMが推進しているオンデマンド・ビジネスやソリューション全般のマーケティングを担当しています。
ところで、ドラッカーは「企業で重要なのは二つしかない。マーケティングとイノベーションだ」と語っています。
この言葉は、「企業で一番重要なのはマーケティング部門だ」ということではなく、「企業の全員が、マーケティングやイノベーションを推進していくことが重要なのだ」という意味である、と私は捉えています。
さらに、マーケティング・マネージャーは幅広く、かつ実現可能な現実的な視点を持って、企業の価値を高めていく様々な役割を果たすことが期待されていると思います。
このブログでは、企業の現場で実際にマーケティング・マネージメントに取り組んでいる個人として、様々な観点でマーケティングについて皆様と一緒に考えていきたいと思います。
途中で脱線して、世の中の出来事、ライフワークの写真のこと、プライベートなこと、等々について書かせていただくかもしれませんが、何卒寛大なお心でお付き合い願えればと思います。
尚、このサイトへの掲載内容は私自身の見解であり、IBMの立場や、戦略、意見を代表するものではありません。また、間違った情報は出来る限り掲載しないように留意いたしますが、お気づきの点がありましたらご遠慮なく指摘いただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。