なぜ、クリエイターが英語を勉強するのか 【読了目安: 3分】
(「page2012」登壇レポート、 フォトレタッチャーによる、Adobe Photoshop Touch レビュー、 計2件のイレギュラー投稿をアップしました。ご興味がおありの方は合わせてどうぞ。)
なぜ、英語を勉強するのか。
ヒトコトで言えば、国に依存するリスクをなくすためである。
…終わってしまいました。
というのは嘘で(笑)、もう少し続けます。
以前のエントリーで書いたことと少し重なりますが、 変化の激しい時代に最もリスクがあるのは、
「ひとつのものに依存するリスク」だと思います。
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変化の激しい時代に一番危険なのは、何でしょう?
私は、「ひとつのものに依存するリスク」だと思います。
この会社が潰れたらアウト。この国が潰れたらアウト。この職種がなくなったらアウト…。
今は全て起こりえることであり、こういった状況を放置するのは非常に危険です。
1月1日 「2012年、マルチクリエイターのすすめ」 より
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よく言われていることですが、日本は財政不安を抱えています。
国債を実質国民が買い支える形で、今はなんとか持っていますが、数年後には国内の資金だけでは支え切れなくなるという見通しもあります。
外国資本に頼るようになってくると、いつ信用不安から、外国資本が逃げ出す→国債暴落→預金封鎖→ハイパーインフレ→日本経済のデフォルト、
といった流れになっても不思議ではないモードに入ると思います。
そうなったら、国内で暴動が起きたりするかもしれない。
私のような経済の素人から見ても、不安は高まります。
自分のリスクヘッジを誰にも頼らず、自力で行う覚悟が必要なんだと思います。
将来的には日本がデフォルトしても自分は大丈夫ってくらいまで持っていく。
そこまでなかなか行けなくても、そちらへ向かっていく努力は必要だと考えます。
「日本という国に依存しない体質を目指す」
これが、英語を勉強する理由、その1。
理由は、もうひとつあります。
私は現在30代。
まだまだビジネス上の新しい変化には興味津々だし、今のところついていけているつもりです。
でも、一般的に人間というものは、年齢を重ねると新しいトレンドに対する感度が鈍ってくるという性質があると思います。
(一般論であり、この限りでない方はいっぱいいると思います。)
「年代的に上である会社の上層部層が、メールができないために会社の業務上非効率が多い」
「それに関して若手社員が影で文句を言っている」みたいなこと、身の回りにないでしょうか?
若い人の側から見れば、「なんでこんな簡単なこと」なんて思いたくもなります。
でも今は若いからそんな事言っているけど、誰だって歳をとります。
自分だけは30年後、下からそんなこと言われている可能性がゼロだよって言い切れるでしょうか?
私には絶対言い切れる自信はありません。
その頃、何がネタで文句言われるか、今の時点ではわからないですし。。。
ただ、現在予想できる範囲では、それが英語になる可能性は高いと思っています。
「あの人簡単なやりとりひとつ英語でできないから、ソレ系全部こっちに振られて自分の仕事ができない」
なんて言われてしまう日がやって来ると思うと…背筋が寒くなります。
「英語が理由でビジネスキャリアを短くしないために」
これが、英語を勉強する理由、その2です。
最後にもうひとつ。
いままでわりとネガティブな方向での理由が続きましたが、今度は前向きな理由です。
インターネットの発達と、LCCの世界的な普及で、かつてないほど国境を行き来するのが容易になっています。
僕は、特に個人ベースで活動するクリエイターにとっては、活動の領域を広げる大チャンスだと捉えています。
英語ができるだけで、海外からインターネット経由で仕事のオファーが来たっておかしくない時代です。
「そんなのは、本当に一握りのエリートクリエイターだけの話だろう」
なんて声が聞こえてきそうです。
でも、僕はそうではなくなっていくんじゃないかと思っています。
日本である程度のポジションを確立できたクリエイターなら、発信の仕方ひとつで海外2〜3カ国くらい活動拠点を持つのが普通になってくる。
これは私個人の願望であり、予想です。
すいませんが保証はできません。でも、僕は取り組んでいきます。
その途中経過の報告が、この場をお借りして継続していければいいなあとも思っています。
「英語+自分の特技。これが持てれば2〜3カ国をまたいで活動することが、一般のクリエイターでもできる世界がやってくる!」
これが、英語を勉強する理由、その3です。
私は海外長期生活の経験もないですし、英語の勉強は日本の学校でやっただけです。
ここ1年くらい、ゼロから英語をやり直しています。大変でも、上記の理由から一定の時間を割いて勉強を続けています。
楽しく取り組んでます!
月2回。1日と15日に更新予定。 「グローバルIT時代のフォトグラファー」
(次回は、英語を開始して1年くらいの間に私が取り組んできたことを書こうと思います。)