オルタナティブ・ブログ > マイク丹治の「グローバル・アイ」 >

 セールスジャパンの経営を始め、様々な事業活動に携わるマイク丹治が、日々仕事を通じて感じていることをつづります。国際舞台での活動も多いので、日本の政治・社会・産業の課題などについて、グローバルな視点から、コメントしていきたいと考えています。

社会の仕組みはどう変わっていくのか?

»

東京都知事選がスタートした。お粗末な前任者のおかげで、このような事態になっているのだが、残念ながら候補者がパッとしない。決断は秀逸だったが、政党渡り歩きの統治能力不明な候補者、地方分権を主張してきたある意味終わった政治家で、担ぎ上げられて出た候補者、そして国政選挙の結果に危機感を感じ出馬したが、大病経験者で高齢、且つ統治能力には疑問のある候補者、ほかにもジャーナリズムの改革を訴えてきた方など、様々な方がいるが、最大の課題は統治能力であり、有能な東京都の職員を導いて、日本の首都でもある東京をどうして行くかのかじ取りが出来るかどうかだ。

ただ、参院選との時期的な近接もあり、前知事の退任による選挙だから、時間が限られていてどうしても政策的争点がはっきりしないし、候補者も準備不足は否めない。このことも自らの責任だという点を前知事は深く反省していただきたい。加えて、国政選挙や政局を眺めながら候補者が決まっていく過程であるが故に、結果としてこのレベル。そもそも政治家のレベルが下がってきていることは事実だが、同時に人気投票にならざるを得ない東京都知事選の難しさが、このような結果につながっている、もっと言えば政治の仕組み自体が機能しなくなってきているのではないか?

経済成長によってシビルミニマムが達成され、価値観が多様化して政治課題が複雑化するにつれ、時の課題がどう取り上げられるかで大きく政治が振れるが、結局全てのニーズに平等に対応することが出来ないため、当面の特定課題に対応するが故に政策に歪みが生じ、結果として残された課題領域の人々に不平等感と不満を残す、そんな形になっているように感じる。例えば最近はやりの保育所の問題やこれから派生した保育士の処遇の問題などが典型だろう。

ともかくも、私も明確なアイデアはないが、代議制民主主義を含め、或いは官僚組織を含め、現在の政治行政の体制が社会について行っていないことは間違いない事実であり、ある程度時間をかけて新たな社会の仕組みを考案すべき時期に来ているのではないかと感じる。このことは、我が国に限らず世界中で貧富の差が拡大し、それがISを始めとした過激な行動の間接的な要因になっていると思われることにも表れているし、我が国で生活保護が増えているとか年金保険料を払わない人が増えているとか、ということにも関連していると思われる。

折しも、先般のダッカに続いて、ISであるかどうかは別にして、ニースでテロらしき事件が起きた。もはや、世界中で、多くの人が集まるイベントには、テロの危険性が極めて高くなっていると言わざるを得ない。また、我が国が特定のターゲットであるかどうかは別にして、明らかに所謂欧米先進国と一緒だと扱われていることは事実であり、これは歴史的な経緯もあるが、明らかに現政権のイスラエルを含めた海外での行動が惹起したものだと考える。安倍政権が、国民をテロのターゲットにしたと言っても過言ではないのではないか?

Comment(0)

コメント

コメントを投稿する