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 セールスジャパンの経営を始め、様々な事業活動に携わるマイク丹治が、日々仕事を通じて感じていることをつづります。国際舞台での活動も多いので、日本の政治・社会・産業の課題などについて、グローバルな視点から、コメントしていきたいと考えています。

素敵な年にしよう!

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一年の計は元旦にあり、というが、残念ながらいつも餅を食べて、初詣に行って、テレビを見ているうちに元旦は終わってしまう。

でも、年末、年始とテレビを見ていて、ちょっと変わったなという印象だ。例えば、海外で現地の人々のために頑張っている日本人とか、結構くだらないドタバタが減って、心洗われる番組が増えている気がする。

翻って、政治を見ると、相変わらず円高修正などと呑気なことを言っている。もはや円高の時代は終わり、徐々に円安に進むことでわが国の地盤沈下が急速に進んでいく序章が始まっていることに何故気付かないのか?

まあ、それは仕方ないとして、デフレ脱却などと言う一方で、「国民は少しでも安く暮らすために、想像を絶する努力をしている」などと、価格競争を更に後押しするような報道は止めた方が良い。とにかくマスコミは全員が経済音痴。まずは、少しでも高いものを作り売る、これしか人件費の高いわが国が成長するすべはない。ただただ安いものを作ることに、どこに工夫があるのか?

それよりなにより、まずは日本人一人ひとりが、どうすれば日本社会に、そして人類に少しでも貢献できるか、一生懸命考えながら一歩一歩進んでいくことで良いのではないか?くだらない事件も沢山起きているが、人がどうこうではなく、自分がどういう人間であるべきか、改めて考え直して、出来ることを少しでもやっていけば良い

そして、何と言っても、少し忘れ去られかけているような被災地の方々を思い起こして、もう一度少しでも助けになるようなことを考えてみる、そんなことから今年を素敵な年に出来ればと思う。皆さんの素晴らしい新年を祈ります。

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