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お客様や部下への接し方を、自分の大切な守るべき人(幼児や高齢者など)に置き換えて考えれば、サービスやリスク回避のためにできることは、まだまだあると思います。コンシェルジュ的発想で「おもてなし」を中心に、気づきを綴ります。

洗濯用洗剤容器の改善案

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前々回は、洗剤ボトルの計量キャップについて書きましたが、今回は、本体のボトルについてです。

メーカーは、洗剤ボトルの色やデザインにこだわっていろいろ考えているようですが、お片付けやインテリア関連のブログを見ていると、生活感をなくした、ホテルのような水回りの画像がたくさん出て来ます。色数を減らし形を揃えるだけで、簡単にスッキリ片付いた感を演出することができるので、真っ白で無機質なボトルを求めて、苦労してラベルをはがしたり、わざわざ詰め替え用ボトルを買う人もいるのです。

全てのメーカーが統一規格のボトルにして、はがせるタイプのラベルを貼って販売してはどうかとも思うのですが、でもそうなると誤用事故にもつながりかねないので難しいのかも知れません。

遅ればせながら私も、100均で詰め替え用ボトルを買って、洗濯用洗剤2種と柔軟剤を入れてみました。

20150317 123.JPGこうして見るとやはり統一感が出て良いです。
半透明に近い白い容器なので、液体の色が透けていますが、四角形を選んだので、ボトル同士の隙間もなく、数年前に買った無印良品のアクリルケースにスッキリと収まっています。
(右端には、詰め替え時に必要なハサミを置いています)

しかしながら、これを数日使ってみてわかったのは、ポンプタイプは洗濯用としては適していない、ということです。

なぜなら、シャンプーやハンドソープやキッチン用洗剤とは違い、洗濯用洗剤は、ワンプッシュやツープッシュで必要量を出すことができないからです。

我が家の白物用洗剤は濃縮タイプですが、水量30リットルに対して3プッシュ。色物用洗剤に至っては、水量30リットルに対して15プッシュが必要です。水量60リットルの場合は、その倍の回数が必要になる計算です。
ケースからボトルを取り出してノズルの先端を洗濯機に向けてプッシュする、あるいはボトルを持ち上げず置いたままにして、別途保管しておいたキャップでプッシュした洗剤を受けて計量し、洗濯機に投入する、ということになるのですが、その状況はご想像の通り、とてもスマートとは言えません。

洗剤を使用する立場からの要望としては、

  • 詰め替え作業自体は面倒だから、その回数を減らしたい
  • 詰め替えの際に一度で入りきれないと邪魔になる
  • 大容量になれば割安で購入できる
  • 大容量になれば重たくなるので容器を持ち上げずに使いたい

そうなると、大容量のポンプタイプを置いたまま使いたい。
そのために、

  • 少ないプッシュ回数で必要量が出せるように、ノズルを太くする
  • 周囲に飛び散らないよう、ノズルを長めにして下を向ける

と、いろいろ考えてみました。
そこで、ウォータージャグのようにコックの付いた形状ではどうだろうと思い、ネットで探してみたところ、10リットルの段ボール入り業務用洗剤やシャンプーに、容器に取り付けて使用する「詰め替え時の専用コック」というものがありました。このコックの仕組みを使って、家庭用の1リットル程度のオシャレで安価で実用的なボトルが作れたら、使いやすくて売れそうな気がするのですが、いかがなものでしょう?

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