大阪市のイノベーション振興への取り組み
2012年から大阪市のアドバイザーとなり、大阪市のイノベーション振興策を推進してきた。校條は大阪とは元々縁もゆかりもなかったが、大阪市の橋下徹市長(当時)にアドバイスをしていた大前研一氏の肝いりで、2012年5月に大阪市の特別参与に就任した。大阪市の新施設「大阪イノベーションハブ」が予想より早く軌道に乗り、さらに大阪市全体のイノベーション施策に関して橋下市長に助言するために、2013年からは特別顧問。施策として提案した大阪中心のグローバルVCファンドも自ら立ち上げた。この区切りで、今までの歩みを記録しておこうと思う。
2012年5月〜2013年3月 大阪市特別参与
担当:大阪市計画調整局(現都市計画局)
内容:うめきた再開発に関わるイノベーション施策の立案、実行指導
2013年4月〜2014年3月 大阪市特別顧問
担当:橋下徹大阪市長
内容:大阪市のイノベーション関連施策全般
2013年4月 大阪グランフロント/大阪イノベーションハブ オープン
「大阪市が新事業創出拠点『大阪イノベーションハブ』開設、100億円のベンチャー基金も」
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20130426/474084/?ST=management&P=1
<成果> 大阪市の大阪イノベーションハブ(OIH)をプロデュース。成果として、1年目でOIHに述べ10,000 人以上集客。イベントの数190以上。
- ハック大阪国際会議(関西初の全英語のイノベーションイベント)
- ものアプリハッカソン(日本初のIoTハッカソン)
- 企業との協働によるハッカソン(大企業によるハッカソンの火付け役となる)
- リーンローンチパッド(リーンスタートアップの教祖Steve Blankを東京と同時に誘致)
- 先輩起業家からのメンタリング
- 突っ込まれピッチ(吉本興業)などプレゼン力向上プログラム
- シリコンバレーツアー
- 自動運転自動車、ドローンの実験エリアの設置(未達)
2013年5月 大阪市とシリコンバレーとのタイアップを目指した、橋下市長のシリコンバレー・サンフランシスコ訪問は、橋下市長の慰安婦発言により中止。
2013年7月 大阪市が一部出資するVCの設立運営企業を公募により選定。
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/keizaisenryaku/0000227393.html
2014年3月 公募採択したVCの資金調達頓挫。
2014年3月 校條、大阪市特別顧問を任期満了。
2014年4月 校條、大阪市の要請により、ハック大阪のVCファンド立ち上げに協力。
2014年7月 日本テクノロジーベンチャーパートナーズ代表の村口和孝氏がビジョンに賛同し、ファンド立ち上げに参画。
2014年12月 校條、資金調達を進め、50億円の目処をつける。(大阪25億円、東京25億円。)
2015年1月 村口氏退任。
2015年5月 クロージング。関西初の本格的グローバルVCファンドが立ち上がる。(48 億円)
http://jp.techcrunch.com/2015/06/01/150601-hack-ventuers/
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000013960.html
2015年同月 橋下市長、ファンド立ち上げ成功を記者発表。
2015年8月 校條、退任。
2015年12月 吉村洋文氏が大阪市の新市長に就任。新市長と校條の交流開始。