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ハーバードビジネススクールの日本スタッフとして働く中で、気づいたこと、感じたこと、考えたことを、ゆるゆるとつづります。

「HBSミーツ東北」第二日目:石巻で農家の畑再生を手伝い、とれたて牡蠣のスープを味わい、そして踊る(2)

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ビニールハウスに戻ると、新年のお祝いということで、杵と臼で餅つきをやっていた。学生も初めての餅つきを経験し、おおはしゃぎ。そして、つきたてのおもちと、あたたかい牡蠣スープがふるまわれた。JENが関係を築いてきた石巻の牡鹿半島の浜の漁師さんたちが、とれたての牡蠣をもってきて、スープを作ってくれていたのだ。

「津波の後、ようやく今月から身が大きくなってきたんだよ」という漁師のお母さんの言葉をきいて、その美味しさが、体に染み入る。あまりの美味しさにお餅もスープも食べ過ぎる。「モチってフィリング(おなかにたまる)だね」。


JENとのつながりは、震災を機に部長まで勤めた大手企業を辞めてJENのアドバイザーをやっている友人の岩井秀樹さんにつくっていただいた。そして彼に、「作業の後に海鮮バーベキューとかできたらうれしいなあ♪」とか、ぶつぶつつぶやいてみたら、冬は寒いからビニールハウスの中で、となると、バーベキューはむりだから牡蠣スープで、そして新年の餅つきをつけて、という企画を作ってくれたのだ!

JENとしても、HBS生が来たことをきっかけに、普段は交流がほとんどない農家と漁師さん、そして地元の方同士の会話がはずんだらうれしい、という思いもあったようだ。ビニールハウスの中ではHBS生をはさんで、そうした石巻の方同士の交流も生まれていた。多少は新しい動きへとつながる媒介になった、かな?...


そして、すっかりおなかもいっぱいになり、体もあったまり、お別れの時間に。感謝状をJENの方々にお渡しする、という際に、竹内先生が学生のほうに振り向いて「やることわかってるよな?」と目配せ、そして「ずん。ジェン。」となんだかよくわからないサインを出す。学生も、突然のことに一瞬戸惑いを見せるが、すぐに何か合点して、うなずいた。そして...

ジェンジェンジェンジェンジェンジェンジェンジェン ジェンどこ~♪

竹内先生と30名の学生が「ずんどこ節」のメロディーに載せて、「ずん」を「JEN」に代えて、すなわち「JEN(ジェン)どこ節」を歌いながら、腕をぐるぐる回しながら、踊り始めた!

ジェンジェンジェンジェンジェンジェンジェンジェン ジェンどこ~♪

びっくりするやらおかしいやらで、ビニールハウスは笑いのうずに巻き込まれる。

ずんどこ節のメロディーは、東京で夜な夜なカラオケに通ううちに、みんなで覚えたらしいです。で、その場で即興でやった。こういう底抜けに明るいのりのよさって、いいなあ、とまた感動してしまったりして。あと、竹内先生も、すごい、つくづく。あの場をつくる力。

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(ジェンどこ節の直後、笑顔でご挨拶してくださるJEN東北事業部長宍倉さん)


そのあとは松島にちょっと寄って仙台へ戻り、夜は仙台市内の海鮮居酒屋に行った。それなりにおいしくて盛り付けもきれいだったけど「正直、プラスチックのカップで食べた、お昼の牡蠣スープのほうが圧倒的に美味しかったね」。そして、座敷のあちこちから「ジェンジェンジェンジェンジェンジェンジェンジェン ジェンどこ~♪」が聞こえる...


JENのみなさま(英語の説明のために東京のオフィスからかけつけてくれたミヤコさん、スケジュール作りから餅つきまでのアレンジを担当してくださった鳥塚さん・小山さん、ご挨拶に来てくださったJEN東北事業部長の宍倉さん)、あたたかく受け入れてくださった農家のヨシノブさん、牡蠣をもってきて調理をしてくださった浜の漁師のみなさま、岩井さん、ありがとうございました。

みなさまにとっても、この一日が楽しいきらきらした思い出になりますように..「JENどこ節」のメロディーとともに。

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