ブログの市場調査
前回に続いてブログ情報です。今日は米国で8月8日に発表された、ブログのトレンドに関する市場調査「Behaviors of the Blogosphere」をご紹介します。なにかというと、ブログ閲覧者の規模や構成、行動について、オンライン調査会社comScore Networks社が調査を行ったものです。
この調査結果について、ブログ・ソフトウェア会社のシックス・アパートが要点を翻訳したものを以下にご紹介します。
●米国のインターネットユーザー5000万人が、2005年の第一四半期にブログサイトを訪問した。これは米国のインターネットユーザーの約30%を占め、米国の人口の1/6に相当する。
●2005年の第一四半期には、5つのブログ・ホスティング・サービスで500万人以上のユニーク・ビジターがあり、4つの個人ブログで100万人以上の訪問があった。また、ホスティング・サービスのうち、ユニーク・ビジター数で第2位のlivejournal.com、第3位typepad.com、第6位のblogs.comはいずれもシックス・アパート社が提供するサービスである。
●7つのカテゴリーに分けられた大規模な400の個人ブログの中では、政治/ニュースブログがもっとも人気があり、次いでライフスタイルブログ、技術ブログ、女性ブログが人気の上位を占めている。
●平均的なインターネットユーザーと比べると、ブログ閲覧者は裕福な家庭が多く、比較的若いビジネスマンが多い、Webへの高速接続ができるという顕著な特徴を持っている。
●ブログ閲覧者は、平均的なインターネット・アクセスに比べほぼ2倍のWebページを訪問している。また、オンライン・ショッピングの頻度が高いと思われる。
※この調査は、comScore Media Metrix が行い、米国シックス・アパート社とGawker Media社がスポンサーとなっています。
日本国内でのこのような調査は見たことがないですが、どのような傾向になるのか興味があります。