日本に集う災害救助犬たち
各国から救助隊が駆けつけてくれたわけですが、その中には災害救助犬たちもいました。どれだけの国から来てくれたのか、報道された情報をまとめてみました。国ごとに頭数も書きましたが、報道されていないものもあると思いますので、現時点で分かっている情報のまとめという点をご理解ください。
アメリカ:12頭
・海外の救助隊も続々被災地へ、韓国からは第2陣到着(ロイター)
スイス:9頭
・ドイツ、スイスのレスキューチームが13日午前に到着、被災地へ(産経新聞)
メキシコ:6頭
・海外救助隊の来日相次ぐ=東日本大震災(時事通信)
マレーシア:6頭
・東日本巨大地震:国際社会から支援相次ぐ(朝鮮日報)
シンガポール:5頭
・韓国とシンガポールから救助犬チーム来日(スポニチ)
ドイツ:3頭
・ドイツから捜索の専門家ら40人が到着(日刊スポーツ)
韓国:2頭
・韓国から支援続々 救助隊102人、宮城県に到着(朝日新聞)
イギリス:2頭
・海外支援隊、続々と来日=6カ国以上、米など大船渡入り(時事通信)
オーストラリア:2頭
・東北地方太平洋沖地震 各国の救助隊が続々と日本到着(FNN)
※「Dog Bless You」というFacebookページで被災地で活動する救助犬たちの写真が掲載されています。
日本の災害救助犬たちも活躍しました。繰り返しになりますが、こちらも分かっている情報のまとめですので、必ずしもこれらが全てというわけではないということでお願いします。
社団法人「ジャパンケネルクラブ」:18頭
・本会災害救助犬が出動
警察庁:11頭
・緊急援助隊2600人を派遣=1500人以上救出-警察当局(時事通信)
NPO法人「救助犬訓練士協会」:6頭
・東日本大震災:藤沢市の救助犬訓練士協会が帰還、宮城県で捜索活動し老夫婦発見(神奈川新聞)
NPO法人「九州救助犬協会」:6頭
・NPO法人九州救助犬協会ブログ
NPO法人「和歌山災害救助犬協会」:4頭
・「一面が泥 常識通じない」(読売新聞)
NPO法人「日本レスキュー協会」:3頭
・日本レスキュー協会 活動日誌!!
NPO法人「沖縄災害救助犬協会」:3頭
・「一人でも多く」 県内救助犬が出発(琉球新報)
個人的には、こんなにいたのか!というのが正直な感想なんですが、育成が本格化したのは阪神淡路大震災が起きてからだったようで。やはり特定非営利活動促進法の存在が大きかったように思えます。北日本放送で日本初の救助犬訓練士が紹介されていましたので、ぜひこちらもご覧ください。
日本初の救助犬訓練士、坂井貞雄(北日本放送)
災害救助犬の活動は終わり、帰還が始まっているようですが、今度は飼い主を失ったペットたちを保護する動きが始まっています。この非常事態に物事が人間中心になってしまうのは仕方ないかもしれませんが、災害救助犬のように、我々も助けられているのだということを忘れず、お互い助け合っていければと思います。
NPO法人「犬猫みなしご救援隊」
・被災した犬や猫に救いの手(中国新聞)