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eyeVIOとJASRACの契約もキター

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3月に予定されていたeyeVioとJASRACの契約がいったん延期になっていましたが、正式契約が締結され4月7日から合法的にJASRAC管理曲を使った動画の投稿が可能になりました((ソース(eyeVIO公式ブログ))。往々にしてこういう場合の「延期」とは「中止」を意味したりするものですがそうではなかったわけです。

まあこういう風に合法的に音楽をアップできるサイトが増えてくれるのは良いのですが、前回書いたニコ動のケースとルールが結構違うのでとまどってしまいます。

追記: 以下のニコ動側の回答は先方の勘違いだったようです。ということで、このエントリーはほとんど意味がなくなりましたが記録として残しておきます。詳しくは訂正エントリーを参照ください。

外国曲の利用
ニコ動: お問い合わせ窓口の回答によれば、「JASRACに管理が信託されている全ての楽曲」が使用可能
eyeVIO: 「日本音楽著作権協会(JASRAC)管理楽曲(国内楽曲)の中から~」

他サイトでの埋め込み表示
ニコ動:「該当サイトへお問い合わせ下さい」(該当サイトがJASRACと契約していないとダメと示唆しているように思えます)。
eyeVIO: 「ユーザー様ご自身のブログ等のウェブサイト上に再生専用プレーヤーとして貼り付けることもでき、~」 

JASRAC管理番号の報告義務
ニコ動: 「お客様の判断にお任せ致します」
eyeVIO: 動画登録時にJASRACのデータベースと連携して情報を入力するようになっています(公式ブログでの情報)。これはすばらしい。

ということで、何でこんなにルールが違うのかわけわかりません。まあ、こちらとしては各サイトの規定に従うだけですが。

特にeyeVIOの外部サイトへの貼り付けは魅力ですね。ニコ動にアップした国内曲もeyeVio経由でこのブログに貼り付けてみたりしようかと思います。

しかしよく考えると、eyeVIOに投稿した動画を自分のブログに貼ることでJASRAC利用料をeyeVIOに肩代わりしてもらいながらアフィリエートで儲けるという商売ができてしまいますね。

追加: ということで、ニコ動にアップした動画を試しにeyeVIOにもアップして下に貼ってみましたが、めちゃくちゃ音が悪いです、mp3が128kbpsでも再エンコされてしまうみたいです。flvでアップしたのがいけないのかもしれません。

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