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ソフトウェア開発の温故知新について

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きょこさんのブログで取り上げられたITプロジェクトの実体を的確に(?)表したマンガですが、その起源はこのサイトの情報によると少なくとも1973年にまでさかのぼるようです。要するに30年前以上のネタが今でも通用しているということです。

その流れで言うと、今でも本屋のコンピュータ専門書売り場で平積みになっているブルックスの「人月の神話」の原著("The Mytchical Man-Month")の初版は1975年発行です。さらに、最近、マイヤーズの「ソフトウェア・テストの技法」の第2版が出ましたが。これの初版は1979年発行です。

ということで、ソフトウェア開発の世界では30年前に書かれた書籍が結構現在でも通用してしまうと言うことです。ハードウェア関連の書籍で30年前に書かれたもので、今でも歴史的価値以上の価値を有しているものがあるでしょうか?

ドッグ・イヤーとは言っても、人間というものはなかなか変わらないんだなというお話しです。

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